店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
鉄道各社がね、乗客のイヤホンで困っているそうでございます。イヤホンで困ると言えば、例のシャカシャカ音。でも、今回の「困る」は、イヤホンの落とし物だそうでございます。ワイヤレスのイヤホンが主流になって、イヤホンの落とし物が増えているとのこと。
それがね、乗り降りの際に線路に落としてしまう例が多いとのこと。帽子とか靴ならば、それを拾い上げる専用のマジックハンド(死語?)が用意してあるそうなのですが、イヤホンは小さすぎてマジックハンドで拾えない。それで、鉄道各社が困っているのでございます。
各社、いろいろアイデアを駆使しているみたいですよ。棒の先の粘着テープでくっ付けて拾う方法とか、掃除機を改造して吸い付けて拾い上げる方法とか、苦労してますよねぇ。でもさ、イヤホンって、必ず、磁石にくっ付くはずですよ。中に小さなスピーカーが入ってますからね。鉄道各社、気が付かないのかなぁ?
自慢じゃないですが、ワタクシ、自分の耳にピッタリ合ったイヤホンというのに、出会ったことがない(エッヘン)。落ち着きの悪いイヤホンばかりで、しっかり押し込んでもいつの間にか緩んで落ちそうになる。そんな耳の持ち主ですから、ワイヤレスのイヤホンなんて、とても恐くて使えませんよ。ということで、ワタクシには縁の無いお話でございますね。
でもね、小学生の頃、始めてヘッドホンで音楽を聴いた時のその感動、今でもよ~く覚えております。音楽用のヘッドホンと言えば、大きく耳を覆う無線技士が使うようなヘッドホンしかなかった頃のお話でございます。周りの音が完全に遮断され、頭の中いっぱいに音楽が定位する感覚、新鮮でございましたねぇ。
昔は、「モノラル」と「ステレオ」の間には、深くて大きな川が流れておりました。「廉価品・小型機=モノラル」「高級品・大型機=ステレオ」という風に、完全に区別化がされておりました。そこに大きく切り込んだのは、SONYの「ウォークマン」でございますね。
ウォークマンが初めて、「小型機でステレオ」というのを採用したのでございます。そして更に斬新だったのは、「再生専用機」ということ。当時の固定観念では有り得なかった組み合わせ。社内の反対を押し切って発売したところ、これが世界的なヒット商品に! ウォークマン発売以後は、ステレオ再生、再生専用機というのが、音楽プレーヤーの主流となるわけでございます。
その後、「音楽を聴くのなら、当然ステレオでなければね」という時代が長く続くのでございますが、ここに来て、また違う流れが出ている感じがいたします。iPhoneなどはスピーカーを二つ付けてはおりますが、ことさら「ステレオ感」には拘っていない。スマートスピーカーと呼ばれる物は、最初からモノラルで使うことを初期設定としております。