店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
何十年もニューハーフ業界におりますと、いろんなニューハーフ・女装子さんを見てきております。こと風俗に限って言いますと、看護師あるいは介護の経験のある方が成功する例を多く見てきております。そんなことが有りまして、看護・介護のお仕事と風俗との共通点なんてのも感じております。
看護・介護の仕事では患者さんの下の世話などもやりますから、そういう事への抵抗感の無さなんてのも有るのでしょうね。でも決定的なのは、「優しさ」だと思っております。さらに看護師・介護士の経験者はその「優しさ」を感情ではなく、「やり方」「距離感」といった「方法論」で極めていらっしゃるからだと思うのでございます。
優しいというのは、ただ相手を甘やかすことではございません。相手をより静安なポジションに誘(いざな)う、その「誘導」を行うこと、それが真の優しさだったりいたします。この「ゴール地点が見えている」というの、大きなポイントなのですよね。看護や介護という仕事をすると、優しさを方法論して実践するという感覚が身についているのだと思います。ある意味、「優しさのプロ」でございますね。
よく看護師のことを「白衣の天使」なんて申します。これ、ワタクシは風俗業においても同じ事を思っております。風俗嬢は「天使」でなきゃいけないなぁと。そしてお客様は、天使からの「寵愛(ちょうあい)」を求めている。寵愛と言うと、何やらお客様を上から見下ろしている感じにも取れちゃいますね。でも、天使からの寵愛、なんかいい響きじゃございません?