店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
温暖化ガスを実質ゼロに! と、菅首相が宣言いたしました。このニュースを見ると、ついつい思い出しちゃうのは、名前に鳩がついてる首相が「25%削減」などという大風呂敷を広げてしまったこと。それに比べると、菅首相の表明は2050年が目標とのこと。30年後ですので、まぁまぁ現実的なのかな。
これはさぁ、今もガンガン稼働中の日本の火力発電所がさんざん欧米から叩かれてるんですよね。つうか、大震災で一斉に火力発電に舵を切っておりますからねぇ。それで、今度はどうしろと? 原発の再稼働は無茶苦茶ハードルが高い。再生可能エネルギーが有るとは言うものの、日本の電力需要をお天気任せに出来るのかなぁ?
ここで、「実質ゼロ」なんてキーワードが、何やら官僚っぽい表現で怪しいよねぇ。要するに、排出量から森林などで吸収される分を差し引いた残りをゼロにしようって事でしょ。これ、領土が膨大な中国・ロシア・アメリカ・カナダとかが絶対有利じゃね? な~んか、フェアーじゃない気がするんですけど。
これ、中国やロシアがちゃんと従うのかなぁ? 抜け駆けをした国が一番得をすることになるでしょ。あるいは、先進国が目標達成のために経済が落ち込んだところで、発展途上国が何食わぬ顔でCO2をガンガン出しながら先進国をごぼう抜きに発展していくなんてことも想像しちゃう訳ですよ。正直者がバカを見る、ということにもなりかねない。
とは言え、目標としている2050年まで、あと30年もある。ハンフリー・ボガートは今夜のことでさえ、「そんな先の事は分からねぇ」と答えたくらいですよ。このまま順当に30年が経過するとは絶対に思えない。突然氷河期が始まって、逆に暖めろという話になるかもしれない。あるいは、CO2を吸収して酸素を吐き出すような機械が発明されるかもしれない。30年ですからねぇ、何が起きても不思議じゃない。