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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2020-10-13 【お茶の間でオリンピック体感】

本日の深夜2時、というか26時ですが、ネット配信されたアップルのイベントに見入っておりました。iPhone12の発表でございます。このアップルのイベントというの、以前は会場からの生放送だったのですが、コロナ禍に入ってからは録画の配信という形に変わっております。録画ですので、初配信時に既に日本語字幕が付けられてる。かなり見やすくなりました。

iPhoneが「5G」に対応した以外には、ちょこちょととカメラなどの性能が上がった程度。Androidからは折りたためるスマホなども出ておりますが、iPhoneは同じデザインを固執。堅牢で防水という現状デザインの完成度が高いですから、あえて冒険的なデザインにすることもないでしょう。ただ、ホームボタンの復活は、ちょっと期待しましたけどね。

それで、世界的に「5G」に突入しております。が、しかし、アップルのホームページを見ますと、アメリカ向けの英語ページでは「5G (sub‑6 GHz and mmWave)となってますが、日本向けのページでは「5G(sub‑6 GHz)」としか記載されていない。「ミリ波」と呼ばれるより高性能が期待される周波数は、日本ではまだ使えない様子でございます(後述)。

「sub-6」ってのは、今使っている周波数よりもちょっと高い周波数帯を使っているだけ。だから、速度アップは今より少し早くなるだけ。「ミリ波」ってのはsub-6の10倍高い周波数帯なので、速度や接続数が今より劇的に向上する。しかし、電波が届きにくいという性質があって、基地局など環境整備が大変ときてる。

ジワジワと5Gが使える地域は増えているのですが、日本で全国的に普及するのは2023年~25年と言われております。まぁ、都市部ではあっと言う間に整備されるでしょうけどね。で、高性能が期待されるミリ波に関しては、日本ではまったく不透明となっております。

ドコモのサイトから5Gが使える施設などを検索すると、商業施設やスポーツ施設などでは、「ミリ波対応」という場所がそこそこ有るのですよね。ここで疑問が。アップルの日本向けサイトではミリ波の記載が無い。しかし、ミリ波に対応している施設は既に有る。日本国内で、iPhoneでのミリ波での接続は出来るのか否か? ちょっと追加情報の欲しいところですよね。

でね、ワタクシ、以前、こんな提案をした事がございます。オリンピック、何も巨大な観客数の施設を作らなくても、会場内にカメラを置きまくり、それをリモートで見てもらうという方法でございます。バーチャル技術を使えば、まるで会場に居るかのような錯覚に陥る映像や音声を、地球の裏側から体感することも出来るのでございます。

しかも、カメラを切り替えて、会場内の様々な場所からの俯瞰を楽しむことも出来る。トラックやコートのすぐ横で体感することも出来るし、競技によっては選手にカメラを付けて選手目線の映像を楽しむ事も出来る。5Gの速度なら、それが可能。巨大化・巨額化するオリンピックを縮小しようという流れにも沿うのでございます。

で、この「5Gでの配信」を「販売」するのでございます。これは大きいですよ。会場のチケット収入ってのは、最大でも椅子の数しか売ることが出来ない。しかし、ネット配信は世界中が顧客。ちょいとお安めの価格設定にしておけば、ほぼ世界中の人が観戦すると思いますよ。しかも、時間に左右されない。オリンピックが延期されて5G整備への時間的な余裕が出来たというのも、大きく幸いしてますねぇ。

この方式なら、コロナの影響で会場を満席に出来ない、あるいは無観客でやらざるを得ないという場合でも、何の心配も無い。もうね、さっさとオリンピック会場の5G環境の整備を済ませ、世界中に配信する準備を進めて欲しいところでございます。何やら、これからは、オリンピックの見方が変わる予感がいたします。

とまぁ、ワタクシの夢語りではございますが、今からでは間に合わないかなぁ。多方面への根回しも必要でしょうしね。まぁ、東京オリンピックが実験段階で、次のパリオリンピックあたりで実用的になる、そんな感じになっちゃうかなぁ。でも、ちょっと期待してますよ。では、では。


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