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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2020-10-10 【『エール』にエールを贈る】

朝ドラ『エール』が、佳境に入っております。鳴かず飛ばずだった主人公の作曲家が、やっと日の目を見る時期に差し掛かったのですよね。まぁ、ドラマ内でのセリフにも有りますが、歌謡曲ではさんざん邪魔になった西洋音楽の知識が、戦意高揚の曲では役に立ち、戦争のおかげで身が立ったという皮肉でございます。

今週は、やたら「徴兵」に拘った1週間でございましたね。ちょっと徴兵でイジり過ぎな感じもいたしました。友人が徴兵されるも、身体検査で戻されてくる。その後、主人公も徴兵されるが、有名人ゆえの形式的なことで数日で戻されるとか。ギッコンバッタンとしたシナリオ。徴兵の重さとコミカルな演出に違和感が有る1週間でございました。

今のドラマは、「時代考証に忠実にドラマを作るのは難しいのでは」と感じる事が多くございます。戦中なのに出演者が綺麗すぎるのは、事務所の意向でしょうかねぇ。貴重な箱入りタレントをノーメイクで日本中に晒されたんじゃ、事務所としてはたまったもんじゃありませんからね。

昔のドラマは脇役に至るまですべてプロの役者。演劇畑にドップリ浸かっている人ばかりでございました。一方、今のドラマはタレントさんを多く起用。どうしても、事務所の意向に逆らえないことは多いでしょうね。朝ドラ『なつぞら』での、「広瀬すず」さんのファッションショーも、事務所の思惑だった様な気がいたします。

とは言え、『エール』の「窪田正孝」さん、「二階堂ふみ」さんは、ほんとよく演じていらっしゃると思います。お二人とも、場数を踏んでいらっしゃいますものね。そして、どちらも「役作り」ということにストイックな役者さん。いいキャスティングでしたね、今回は。

そのダブル主演二人の重圧に押しつぶされることなく頑張っているのが、元SKE48の「松井玲奈」さん。ドラマ・映画・舞台とよく活躍されてはいるのですが、シリアスな演技となると、どうも経験不足な感じでございました。主演二人のオーラに引っ張られて、このドラマで一皮むけると、いい感じに成長するのではないかなと期待しております。

お笑いグループ「ハナコ」の「岡部大」さんも、中盤に来て大活躍。この人、なんか「上手」ですよね。グループの中でもこの人だけ引き合いが多いのもうなずけます。ただ、岡部さんが上手なので、逆に奥さん役の「森七菜」さんの粗(あら)がついつい目立ってしまう。19才の子には、この役は荷が重たかったかなぁ。

この森七菜さんが演じる「関内梅」という役ですが、少女時代から大人になるにつれて、見た目の変化がまるでない。これは、先ほど申した「事務所の以降」なのかもしれませんよね。事務所から「おでこは見せないで、メガネはコレで」みたいな指示が出ている可能性もございます。そういうの、本当は役所の芽を摘んでしまうことになるのですけどねぇ。

さて、話を主演の二人に戻しましょうか。この作曲家には、戦後に、もうひと波乱、ふた波乱ございます。それをどんな風に描いていくのか、まだまだ楽しみでございます。モスラの歌は、登場するのでしょうかねぇ? ワク、ワク。


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