店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
さて先日、「コンビニの本部と店舗の関係が歪んだ構造になってる」と申し上げましたが、この歪んだ構造を打開すべく動き出したコンビニがございました。日本経済新聞などが報道しておりますが、ミニストップでございます。ロイヤリティを廃止し、利益を折半する方式に変えるとのことでございます。
そもそも、フランチャイズのロイヤリティってのですけど、あれ、単に「ショバ代」ですよ。コンビニの本部ってのは、ショバ代を取った上で、なおかつ利益の何十パーセントかを持って行く。本部は絶対に損をしない仕組みになっていたのでございます。ミニストップはそれを、「店が儲かれば本部も儲かる方式(逆も真なり)」にするというわけでございますね。
ただ、これがねぇ、コンビニの中でも一番苦戦しているミニストップ。本来なら、ファミリーマートあたりが実験的にやって欲しいところでございますね。ファミリーマートは、営業時間の短縮にも前向きでございますからね。あぁ、こういった革新は、セブンイレブンは一番最後になるでしょうねぇ。あまり小回りの効かない企業のようですから。
このミニストップの英断を、政府がもっと重要視して欲しいなぁ。ファーストフードとか派遣業とか、歪んだ構造ってのはまだまだ多く存在しておりますよ。ワタクシは常々、日本の政治家は「身を切る発言」をして欲しいと申しておりますが、コンビニやファーストフードの本部、派遣業なんてのも、身を切る英断をして欲しいところでございます。