店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
今日は、深夜にAPPLEの新製品が発表される日。深夜2時からイベントが始まって、イベント終了が4時。ただ、もう、2時とか4時とか、起きてらんない! 明日のアップルホームページの更新をワクワクしながら、今日は潔く寝ることにするのでございます。
そのAPPLEの話題ですが、最近、APPLEがある動画をYouTubeに上げたのでございます。その動画は、全てiPhoneで撮影した「映画」だそうでございます。驚きなのが、画面サイズが縦長なこと。映画と言えば横長のスクリーンが当たり前。そこをあえて、縦長で撮影したのでございます。
アカデミー賞®受賞監督デイミアン・チャゼルがiPhoneで撮影 — バーティカルシネマ
https://youtu.be/ztxUZ9cFR30
最近、テレビのニュース等の「投稿動画」を見ると、縦長で撮影された映像が増えております。なまじっか映像の知識が有りますと、「動画は横長で撮影」という「常識」が有るのですが、そんな常識にとらわれない一般の方々は、縦でも横でも好きなように撮るわけで、ある意味、縦長の映像というのは「シロウトっぽさ」を匂わせる映像でもございました。
そこに、APPLE、クロウト集団が殴り込みでございます。クロウトがあえて縦長で撮影した映像、それを全てiPhoneで撮影し「映画」にしてしまった。巷に縦長映像が溢れかえるのを逆手に取った、いかにもAPPLEらしい売り込みでございます。「映画=映画館」という感覚だと違和感が有りますが、「映画=モバイル端末」と考えると、無くは無い発想でございますよね。メイキング映像も有るようなので、紹介しておきましょう。
バーティカルシネマ メイキング — アカデミー賞®受賞監督デイミアン・チャゼルがiPhoneで撮影
https://youtu.be/StiH1Mx5T8E
テレビがまだアナログだった頃の画面サイズは、4対3でかなり真四角に近い。BS、地上波デジタルと移行するにつれて、テレビ画面は次第に横長になっていきます。映画も同様。35mm、70mmとか言うのはフィルムの幅で、幅広になる程にスクリーンのサイズも横長に進化してきております。映像の世界では、「横長になる程に、臨場感が増す」というセオリーが有るのでございます。
ちなみに、写真の世界では、縦長を「ポートレイト(肖像画)」、横長を「ランドスケープ(景観)」と呼ぶのでございます。確かに、人物を描写するには縦長の構図が向いている。一方、横長になる程に周りの景色が映りこみ、臨場感は増すのでございます。テレビや映画がより横長の画面を目指してきたのも、そんな理由がございます。