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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2020-08-18 【最近、事故が増えているらしい】

ワタクシ、夜の交差点は最高の注意を払って渡っていると申し上げたことがございます。名古屋の「黄色でも赤でも突っ込んでくる」という風潮がいけないのですが、最近はさらに注意を払っているものがございます。Uber EATSの配達員でございます。

なんでそんなに慌てるかなぁ、と思うほどに慌てておりますよね。車の陰からスルスルッと出てきますし、深夜の広小路葵の交差点(片側5車線のデッカイ交差点です)を、斜めに横断するのを目撃したこともございます。自転車と言えども、立派な交通違反なんですけどねぇ。

それで、Uber EATSの自転車あるいは原付が一般車とぶつかるという事故の報道も、時々されております。そういった報道をいくつか見てますと、どうやら、Uber EATS本部は、その様な事故には基本的に無介入という立場の様ですね。「配達員は個人事業者、個人対個人の事故なので、相談は警察にどうぞ」という対応の様でございます。

これ、ワタクシなりにいろいろ推測してみましょう。まず、Uber EATSは「運送業」として認可されていないはずでございます。というか、日本の法律では対応出来ないグレーゾーンの営業なのでしょうね。そこで、「配達員は個人事業者」というポジションになる。もしUber EATS本部が事故の対応をしてしまうと、今度は逆に「運送業」をやっている証明になってしまう。それ故の、事故に対する無介入の徹底なのでしょうね。

これから事故とか頻発すると、大問題になる予感がするのでございます。配達員ってほとんどが自転車や原付でしょ。気になるのは「保険」。で、ちょっと調べてみると、配達員が事故を起こした時の保険は、Uber EATS本部が入っている模様。ただ、いくら保険に入っているからと言っても、配達員の「事故上等」といった感じの運転は、どうかと思いますけどねぇ。

これさぁ、日本の法律の隙間で上手に商売しているけど、どう考えても「配送業」でしょ。要は、日本の法律が間に合ってないってこと。このビジネスモデルが成立するのを担保した上で、事故を未然に防ぐための取り決めを定めたり、責任の所在をはっきりさせる法整備が必要だと思いますよ。

配達員と一般車が事故を起こした。配達員は、逃げてしまう。一般車のドライバーは、Uber EATS本部へ連絡する。本部いわく「伝票番号と依頼店舗、配達員の配達先、これらが分かっていれば対処いたします。そうでなければ警察に相談を」って、これはどう考えてもおかしいよね。

配達員の多くが、接触事故の後、逃げようとするそうでございます。それを無理矢理捕まえたというドライバーの報告なども上がっております。なんか、配達員に対するマニュアルとか講習とかは無いようですよね。そこをUber EATS本部は「配達員は個人事業者ですから」という立場で逃げるのでしょう。何か大きな事故が起きる前に、ガイドラインが引かれるといいのですけどねぇ。

ワタクシの勝手な一案ですが、あの配達員が背負っているバッグ、あれに配達員を特定出来る「番号」を刻印するべきでしょ。そういう番号がデカデカと書かれていたら、さすがに配達員も横着な運転を自重するのではないでしょうか? まぁ、番号とともに「名前」も刻印させたい気分ですが、それはみなさん抵抗あるかな。トラックなんかだと、後部にドライバーの名前が書いてあったりしますけどねぇ。

ということで、自転車でも死亡事故は発生しますよ。何か大きな事故が起きる前に、何かしらの法整備がすすむといいのかなぁ、なんて思っております。そして、ちゃんと交通法規を守っていらっしゃる配達員の方も大勢いらっしゃることを、最後に記しておきますね。暑い中、ご苦労様でございます。


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