店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
モータースポーツの頂点「F1(エフワン)」に、「フルコンストラクター」という専門用語がございます。「コンストラクター」というのはF1マシンの製造者という意味で、フル(Full)が付いてますから、「全部を作ってる製造者」という意味ですね。唐突な書き出しでございますが、まぁお付き合い下さいませ。
フルとフルじゃないのは、どう違うか? F1マシンってのは、シャシー(車体)とエンジンを別のメーカーが作ったりするのでございます。車体がマクラーレンでエンジンがホンダだったりする。「車体もエンジンもぜ~んぶ内製ですよ」ってのがフルコンストラクターと言うヤツ。有名所ではフェラーリなんかがそうでございます。
さて、お話が飛びますよ、付いて来て下さいね。次はパソコンのお話。パソコンにもF1と同じような仕組みがございます。CPUと言われる計算をする中枢部がございまして、これはエンジンに相当する。そのCPUを乗っけているパソコン本体は車体に相当する。パソコンの世界でも、CPUと本体は別々の会社というF1の様な状況が有るのでございます。
本日の「デジタル朝日」の記事が、「アップルが『APPLE ROSETTA』という商標登録をした」と報じております。朝日は、いかにも「衝撃的な事実が発覚した」みたいな書き方をしておりますが、長くMacintoshを使ってきた人間には「ロゼッタ」というのは馴染みの有る言葉。アップルがCPUの世代交代をした時の、アップル独自の技術でございます。
エンジンを変えると、車体の設計も大きく変えることになりますよね。一大事でございます。アップルという会社は、その一大事を過去に2回もやらかしてます。まぁその度に、Macユーザーは、ハードやソフトを買い換えたりという出費を余儀なくされているわけでございます。ただ、その「繋ぎ」として古いソフトを新しいマシンで使える様な仕組みがございました。それが「ロゼッタ」なのでございます。
ここ最近、アップルは、世界中で「ROSETTA(ロゼッタ)」を商標登録し直しております。それを調べて報道したのが、本日のデジタル朝日の記事というわけですよね。それによって、今、大きな「噂」が飛び交っております。それは、アップルが、また「一大事」をやらかすのではないか? つまり、MacのCPUを変えるのではないか? そんな噂でございます。
そして、そして、そういった重要事項が発表されるアップルの催しがございます。「ワールドワイド・デベロッパーズ・カンファレンス(WWDC)」というやつ。次の開催日は、2020年の6月22日午前10時(米国太平洋標準時)。日本時間にしますと、6月23日の午前2時。今ワタクシがこれを書いているのは、22日の午後11時頃。あと3時間ほどで開催されるというタイミングなのでございます。
なぜワタクシが、冒頭でフェラーリのお話をしたか? それは、アップルが時期Macに自社製のCPUを使ってくるのでは無いか? そんな噂で持ちきりだからでございます。パソコン界のフルコンストラクター! パソコン界のフェラーリの誕生でございます!
まぁ、あと数時間後には、そんな発表が有ったかどうかは判明するわけで、みなさま方がこれを読んでいる頃には、ひょっとしたら、ワタクシの一人相撲が露呈しているというおバカな状態になっているのかもしれません。アハハ。