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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2020-06-04 【何のCMだったかなぁ?】

なんかニュースやネットで、やたら「ボーガン」という語を目にした日でございました。何か、猟奇的な事件が有ったみたいですね。胸を狙ったのだと思ったら、頭とか。「頭」を狙えるってのは、どっか頭の中のヒューズが飛んじゃってますよ。それも、4人連続でやらかしてる。ゲーム感覚だったのでしょうか?

その手のゲームの場合ですと、一撃で倒さないと反撃を食らったりするので、頭を狙うのはセオリー。やらかした人は、普段からそんなゲームで遊んでいたのでしょうか? 仮にゲーム感覚だったとしても、一人目で我に返るという事もなく、3人やらかした後におばさんを電話で呼んでさらにやらかしてる。常軌を逸しているのでございます。

ボーガンの協会は、ボーガンを「スポーツ用品」と主張しているようでございます。言われてみれば、弓道の弓矢と同じですからね。ボーガンを規制したら、弓道も同様に規制すべきことになってしまう。いや、金属バットもいろいろ事件が起きてますから...そんな風に、結局、線引きが出来ないのでございます。

もっと言えば、包丁やカッターナイフでも、今までに様々な事件が起きている。とどのつまり、「使う人次第」ということになる。このやらかした人、小さな頃に包丁やカッターナイフで指などを切ったという経験はなかったのでしょうか? 切れる、血が出る、という事にあまり実感を持たずに成長してしまったのかも知れません。

ワタクシはね、腕白(わんぱく)だったので、幼少期に結構残酷な事をやらかしましたよ。もちろん、相手は、昆虫とか両生類でしたけどね。今思い出すと、ゾッとするのでございます。刃物で指を切ったことも何度か。ザックリ切れた時のあの感触と、出てくる血液の量に対する驚き。思い返すと、背筋がブルブルッとするのでございます。

誰しもが持つそんな「ゾッ」や「ブルブルッ」が、成長の過程で様々な「抑止力」として働いている気がいたします。この事件の大学生には、そんなゾッもブルブルッも学ぶチャンスが無かったのかな?

幼少期の生活環境から、「残虐」や「危険」というものがどんどん排除されていっております。でもその穏やかで安全な環境が、かえって残忍な人間を生み出す隙間を作っているとしたら、それはかえってゾッとするお話でございます。そうそう、その残虐や危険が、一部のゲームの中に溢れかえっているのも、ちょいと気になるところ。

昔、「腕白でもいい、逞(たくま)しく育って欲しい」なんてCMのコピーがございました。「逞しい」には「意志や考えがしっかりしていて多少のことでくじけない」という意味もございます。やっぱり幼少期は、腕白な方がよろしいようですよ。では、では。


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