店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
NHKは大変でしょうねぇ。放送中の『いだてん』といい、次回作といい、ケチがつきまくっております。今から再撮影とか絶対に間に合わないし、出演部分が多くて編集もキツそうだし、放送開始を何週間かずらすとか、前代未聞の事態になるかもしれませんよ。
NHKは過去の沢尻エリカ出演番組の配信も、停止したようでございます。現在出演中のCMは、もちろんお蔵入り。民放の出演予定のドラマとかは無かったのでしょうか? こういうとき気になるのは、過去作品の扱いでございますね。
『1リットルの涙』とかは14年も前のドラマ。そういったものまで影響を受けるのでしょうか? 古い作品まで封印してしまうと、それらの作品に関わっている他の人達まで被害を被るわけですよね。こんなこと続けていたら、日本の映像コンテンツは封印だらけになってしまうのでございます。
こんな風に封印作品を増やしていたら、それこそ日本の映像業界はますます萎縮していくのでございます。先日、海外の映像コンテンツが日本になだれ込んでいるというお話をいたしましたよね。この「封印体質」を変えないと、ほんと、海外映像の流入にやられてしまいますよ。
アメリカのような契約社会、訴訟社会では、多分、電話帳(これも死語?)の様なぶ厚い契約書に、こういった不祥事に対する対応が全て網羅されているのでしょうね。放送業界全体で、こういった事態の時の「ガイドライン」があらかじめ設定されているのかもしれません(この分野に疎いので、推測ばかりでスイマセン)。
日本は「忖度社会」なので、「争いが起きたときは、双方当事者の話し合いで...」なんて感じで、契約書で細かく取り決めをしなかったりする。すると、この沢尻エリカの不祥事の様な事態だと、「事なかれ的方向に目一杯振り切る」ことになる。そして、映像業界全体が萎縮していくと。
ここらで、出演者が不祥事を起こした番組を放送する際の「ガイドライン」を作った方がよろしいかと思いますよ。「収録済みはOK」とか「逮捕はダメだけど不倫はOK」とか、あるいは「1リットルの涙」の様な遠い過去の作品はどうするかとか。
それと、もうそろそろ、放送局側が「勇気」を持つべきでございます。「取り直しは多大な損害が出ますので、収録済み部分に関してはそのまま放送いたします」といったことを公言する勇気でございます。特にNHKの場合は、その制作費は「みなさまの受信料」なわけですから。
ハリウッドの様な財力のあるところだと、CGで顔をすげ替えちゃうのでしょうね(笑)。天下のNHK様のCG技術なら、当然出来るはずだと思いますが、NHKのCGチームはお正月休みを取るために働き方改革を実施中。とてもそんな余分な仕事をする余裕はございません(と、チコちゃんが言ってました)。