«前の日記(2019-10-02) 最新 次の日記(2019-10-05)» 編集

薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

2008|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|10|12|
2015|01|03|12|
2016|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2019|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2020|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2021|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2022|01|

2019-10-04 【季節の変わり目、テレビ番組も変わり目】

「おひけぇなすって」。本日の『おしん』の再放送は、ワタクシにとっては神回でございました。酒田で始めた飯屋で酒を売り始めたことに因縁をつけに来た「その筋」の人に、田中裕子演じるおしんが、見事な仁義を切ったのでございます。もうね、この回を見たくて、半年間見続けてきたようなものでございます。

仁義とか任侠の世界に憧憬が有るという訳では、ございませんよ。このエピソードは田中裕子の迫真の演技の賜物で有ると同時に、最近の朝ドラではあまり見られない、長~いロングパス伏線の回収だからでございます。

おしんが東京で露天商をやっていたのは、第17週のお話。話数でいうと91話~96話あたり。そのエピソードの中で、ガッツ石松演じる露天商の元締めから、例の「おひけぇなすって」と言う「仁義の切り方」を習うシーンが、ほんと、チラリと挿入されているのでございます。

そして、本日の回が第27週目、161話でございます。10週分、放送日にして2ヶ月半のロングパス伏線の回収。こういうのは、ドラマをじっくり腰を据えて見ていると、本当に嬉しく感じるものでございます。脚本家の橋田壽賀子さん、狙って書いたのか、たまたま思いついたのかは分かりませんが、グッジョブでございます。

最近の朝ドラでは、この「作り込んだ脚本」感があまり無いとついつい愚痴をこぼしたくもなるのですが、まぁ、プロ集団によるブラック企業真っ青な撮影現場のおしん時代に比べたら、今のドラマは制約が多すぎて身動きが取れないということも有るでしょう。あの時代にしか作れなかった、古き良きドラマでございます。

さて、夜には、楽しみにしていたドラマの新シリーズが始まったのでございます。松重豊さん主演の『孤独のグルメ』シーズン8でございます。ワタクシにとって、この番組は「危険な番組」。なぜならば、深夜に猛烈に食欲が湧いてくるからでございます(笑)。

第1回目だからか、あるいはドラマの格が上がったのか、八嶋智人、榊原郁恵、佐々木主浩という豪華ゲスト出演者にビックリでございます。人気が有るドラマとは言え、テレビ東京制作ですから、あまり予算をかけない方が良い結果が出るような気もしますけどねぇ。チープさが受けていたドラマでも有りますからね。

最後にもうひとつ、NHKの『ドキュメント72時間』という番組が、巨大ホームセンターがテーマでございました。そこの買い物客にインタビューしていたのですが、外国人労働者が「なぜ、日本の若者は働かない?」とインタビュアーに質問を返しておりました。こういうことを言われるのは、悩ましいですねぇ。

日本の若者は働かなくなっている。事実でございます。じゃぁ、外国人労働者を受け入れているかと言うと、実習生制度を悪用したブラック会社が横行している。真の外国人労働者の受け入れ窓口は、ハードル高く、間口が狭いままで高嶺の花。でも、そんなツッコミはせず、ただ、インタビューするだけで結論を求めようとしないこの番組のスタイルは、大好きでございます。

そうそう、Eテレの『ねほりんぱほりん』も新シリーズが始まりましたね。こちらも興味津々。10月はちょうど、テレビ番組の入れ替え時期。やっぱり自分は、テレビっ子なんだなぁと実感した一日でございました。では、では。


«前の日記(2019-10-02) 最新 次の日記(2019-10-05)» 編集