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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2019-09-16 【主人公は年を取らない】

現在放送中の朝ドラ『なつぞら』が、そろそろ大団円を迎えようとしております。まぁ、しかし、徹底しておりましたね、このドラマ。何が徹底していたかと申しますと、ヒロイン「広瀬すず」のヘアメイクと衣装でございます。

終戦直後からの「昭和」を舞台にしたドラマなのですが、主人公の広瀬すず演じる「奥原なつ」のヘアメイクと衣装に、微塵も「昭和の香り」がしなかったのでございます。ドラマの中には、終始、「現代の広瀬すず」が存在しておりました。

これはまったくの邪推なのですが、NHKからのオファーを広瀬すず側が受ける際、事務所からNHKに対して「条件」がついたのではないでしょうかねぇ? つまり、「ヘアメイクと衣装は、事務所に任せてもらう」みたいな条件でございます。

ワタクシがこう思うのはですね、3年前の朝ドラ『べっぴんさん』でのヒロイン公開処刑があったからでございます。芳根京子(当時19才)、百田夏菜子(当時23才)といううら若き娘が、老けメイクのほぼスッピン状態でドラマの大半を演じさせられるという、彼女らにとってはかなり厳しい演出、まさに公開処刑の様な演出が有ったからでございます。

これが有りましたから、広瀬すず側としては、いくら天下のNHKの朝ドラと言えど、あそこまでやりたい放題にさせるわけには行かない、何とか広瀬すずの「イメージ」を守らなければ、そう思ったでしょうね。一方NHKは広瀬すずを使いたくてしょうがない状態。事務所側の条件を呑み、それに合わせて脚本に手を加えた。なんて想像が出来るのでございます。

そして、今、清原果耶を大プッシュするNHK、おそらく、次の次の次の朝ドラあたりでヒロインになるかも。あるいは、大河ドラマの主役に大抜擢! というのも有るかも。それくらい、NHKのお気に入りとなっております。

ただねぇ、朝ドラとか大河ドラマってのは、どうやったって主役が老け役まで演じることになる。あまり若い人にやらせると、それこそ「『べっぴんさん』の公開処刑状態」になりかねないのでございます。本来なら、ある程度年を取った中堅クラスの俳優にやらせるべきなのでしょうが、どうも最近のNHKは、芸能事務所に対する忖度が多いですからねぇ。

NHKも、『べっぴんさん』の公開処刑状態で、クレームを受けたのかも知れませんね。『べっぴんさん』以降の作品では、「ヒロインの老けメイク」が極力なくなっているのでございます。つまり、脇役はドンドン年を取っていくのに、ヒロインだけはサザエさん状態。

時代考証とかやって説得力のあるドラマを目指すよりも、「数字(視聴率)の取れるアイドルに出てもらう」ことが最優先。そのためには多少の不自然さは目をつぶる。どうせ、フィクションなのだから...そんな割り切りがNHKに有ったのかも知れませんね。

『なつぞら』で、その割り切りのしわ寄せを目一杯くらってるのが、松嶋菜々子かなぁ。時間経過感の無いドラマの中で、松嶋菜々子ひとりでその時間経過を表現しようとしているのか、実に醜い老けメイクをされております。ちょっと、気の毒。

そう言えば、『とと姉ちゃん』の「秋野暢子」も、強烈な老けメイクでしたねぇ。ただ、あれは秋野暢子さんが上手かった。板に付いた老人役を見事に演じておりましたので、ワタクシ、本当に秋野暢子さんが老けてしまったかと心配したものでございました。

以上、すべて、ぜ~んぶ、ワタクシの妄想でございます。当たるもナントカ当たらぬもナントカ。NHKってのは、地味~なドラマでは本気モードで制作しているのですが、ことネームバリューの大きい朝ドラや大河ドラマになると、な~んかどこからかの「圧力」で動いているような、そんな風に見えてしまうのですよね。ワタクシだけなのかなぁ? では、では。


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