薫さんのひとりごと

本日は、ちょっとしたコンパニオンとお客様との行き違いがございました。お客様がプレイに熱が入りすぎまして、コンパニオンのオッパイを強く握りすぎたのでございます。それで、プレイルーム内で気まずい雰囲気になったとか。ときどき起こることではございますが、ワタクシがチョイト解説いたしましょうか。

まず、ワタクシたちのオッパイは、100%人工物でございます。つまり「作り物」。身もフタも無い言い方ですが、これは事実。その作り物のオッパイにも２種類ございます。女性ホルモンで作ったオッパイと、豊胸手術のオッパイでございますね。

ワタクシのような女性ホルモンのオッパイは、(本物の)女性のオッパイと構造は同じ。ですので、まあまあ普通のオッパイ並みの耐久性はございます。しかし、強く握られれば痛いのは当たり前。また、女性ホルモンを使ってますとアザが出来やすいのですよね。ですから、ムチャ握りはやはり禁物でございます。

一方、豊胸手術のオッパイは、中にパック等が入っておりますので、扱いは要注意でございます。滅多なことではパックが破れるようなことはございませんが、「ズレる」「収まりが悪くなる」という可能性は、まぁございます。優しく扱ってやって下さいませ。

ここで、多くの男性が持っている「幻想」が有るのですよね。これは多分、エロAVなどで学習してしまうのでしょうが、オッパイは強く握られても痛いだけで気持ち良くはございません。ほどほどの力加減がございます。また、全体を触られるよりも敏感な乳首周辺を責められた方がより感じるものでございます。どうか、この幻想を、お捨て下さいませ。

あとですね、これはニューハーフあるあるなのですが、何らかの施術を行った直後にその施術部分を何かにぶつけるというのは、よくあることでございます。ワタクシは顔を何カ所か美容整形しておりますが、鼻をやった直後に、プレイ中にお客様の膝がワタクシの鼻を直撃したなんてこともございました(どんな体位だったかは勝手に想像してね、笑)。

最近は「プチ整形」なんてものもございまして、注射針をチクッと射すだけの美容整形もございます。そんな施術ですと、午前中にプチ整形、午後からお店へ出勤なんてことも可能でございます。コンパニオンがすました普通の顔をしていても、実は施術直後でナーバスになっているということもございます。セックスは共同作業、コミュニケーションを取りながらプレイを進めて行って下さいませ。

余談ですけど、ワタクシは鼻の美容整形を京都の病院でやりました。手術直後に先生から京都弁で「しばらく鼻はいらわんといてな」と言われたのが、とっても新鮮でございました。「いらう(＝触る)」という京言葉が、なんか柔らかくて素敵な響きに聞こえたのですよね。もう20年以上も前の出来事ですが、今でもその先生の言葉を思い出すと、心がニンナジといたします。では、では。