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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2019-07-24 【戻ってこないなら、くれてやれ】

フッ化ナントカの事実上の禁輸措置、これで韓国が怒り心頭。まぁ、その前に日本も堪忍袋の緒が切れておりますけどね。で、WHOじゃなかったWTOに提訴の大騒ぎ。ワタクシ、この提訴、ごくごく慎重に考えておりますよ。ヘタこくと、日本、やられますよ。

長年、韓国は世界中に被害者面を訴え続けております。世界中にネットワークを持つ韓国のロビー活動が、今、さかんにその被害者意識を後押ししております。一方、日本は「安保上の理由」とは言っておりますが、徴用工問題の報復なのを誤魔化しているのは明らか。

アレレ? 吉本興業の対立と、さも似たり。芸人が真摯に訴えた姿は、説得力が有りましたよねぇ。「冗談だ」と誤魔化した岡本社長の言は、もう、何を聞いても信用出来ない。そう、このフッ化ナントカの問題では、日本があの岡本社長の立場に追い込まれるということも、十分に有り得るのでございます。

世界が、それほどまでに日本の肩を持ってくれるとは思わないほうが良いのでございます。むしろ、かつての日本の植民地であった韓国に同情票が集まる可能性もある。世界中に慰安婦像が増殖している現実をご覧なさい。真実がどうで有ったかなどお構いなく、韓国ロビー活動が作り上げた韓国に都合の良いシナリオが世界を席巻しているのでございます。

ここで、もうひとつの事件が起こったのでございます。中国とロシアの戦闘機が、編隊を組んで日本海そして竹島上空を侵犯したのでございます。日本と韓国の戦闘機がスクランブル発進をいたしましたが、肝心の竹島上空へは日本の自衛隊機は入っておりません。竹島の空を守ったのは、韓国の戦闘機なのでございます。

まぁ、これは、今、日本の自衛隊機が竹島上空に入りますと、それだけで大問題になりかねない。日本は「固有の領土」なんて言いつつも、その固有の領土の空は韓国に守られている。それを日本は「抗議」するというトンチンカン。日本以外の全ての国には、「韓国が自国の領土を命がけで守っている」という風にしか見えないのでございます。

竹島は、明らかに韓国の「侵略」。日本は「不法占拠」なんてきれい事を言っていてはいけないのでございます。ただ、日本には日本の理屈がある様に、韓国にも韓国の理屈がある。元から、境界の曖昧な地域だったのでございます。韓国は朝鮮戦争以降、戦闘状態が続いている国、「欲しけりゃ力尽くで取り返しな」という原理で動いております。「専守防衛」で身動きの取れない日本の、足元を見られた感もございます。

ワタクシ、何度も「北方領土は返ってこない」と申し上げておりますが、竹島も同様でございます。日本はこれらを「取り返す」事ばかりを念頭に置いているので、時間ばかりが無駄に過ぎてしまう。これらは、交渉のカードとして使うべきなのでございます。

ここでひとつの案なのですが、どうせ戻ってこない竹島なら、くれてやりましょう。その「今後、竹島を日本の領土として主張しない」という宣言の見返りに、徴用工問題、慰安婦問題もチャラにする。被害者への補償は韓国国内でやってもらうのでございます。もちろん、反故にされないように、綿密にありとあらゆる想定を網羅した条約を交わすのは言うまでもないこと。これまで、「大まかな」条文で交わしているから、スキを突かれるのでございます。

ここで、「日本のメンツがぁ」とか言い出してはいけない。75年前に何があったかなんて、真相を追及しても藪の中。「やった」「やらない」を議論しているから、いつまで経っても進展が無いのでございます。歴史の検証なんて、各国ごとに独自の見解があってもいいのでございます。感情論は置いといて、「取引で眼前の問題をリセットする」こと、それが肝要であり、それが「外交」なのでございます。

まぁ、これは、日本、韓国共に、「政府が国民を納得させる」という大仕事が必要ですよねぇ。これが難しいかなぁ。アジアの外交が特殊だと思うのは、欧米ですと「英語」という準共通語があるのに対して、アジアは、日、中、韓、露と言葉の壁が大きく、必ず翻訳を挟むことになる。恣意的な翻訳をされることも、多いかもしれない。

せめて日本の外交だけは、常に相手の言葉で見解を発信するというの、出来ませんかねぇ。相手に翻訳させる余地を与えない。日本で、十分に語弊のない文章を推敲(すいこう)した上で、発信するのでございます。アジアが何百年も安定しないのは、そんなところに原因があるかも知れませんよね。では、では。


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