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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2019-07-23 【転んで強くなる】

吉本興業という会社は、芸人くずれ、いや失礼、もとい、元芸人だった人は絶対にマネージャーとして採用しないそうでございます。以前、何かの情報番組で見た覚えがございます。岡本社長の会見、それがアダになりましたねぇ。

芸人ってのは人前に出ることに慣れておりますので、腹が据わっているのでございます。宮迫博之、田村亮二人の会見は、実に堂々としておりました。弁護士からの助言も有ったのでしょうが、声の抑揚やスピードなど、よく抑制された堂々とした話しっぷりでございました。

人というのは、緊張するほどに動作や話し方が早くなるものでございます。恐かったり不安だったりするから、間が持てないのでございます。これは、音楽や舞台でもよく有ること。そこで、物を言うのが、舞台度胸。舞台であえてゆっくり動くというのは、相当な度胸が必要なのですよね。

それで、芸人二人の会見と岡本社長の会見、明暗が分かれましたね。もし吉本興業の社長が芸人上がりだったら、また違った結果になっていたかも。堂々の互角の会見をやり遂げ、この問題はますます泥沼化していった可能性もございます。まぁ今回は、一気に芸人側に形勢逆転となったのでございます。

また、岡本社長は謝罪の大原則を踏んでいなかったのでございます。もうね、これがダメダメ。宮迫博之さんは、「保身のために嘘つきました、全責任は私に有る」と早い段階で明言しております。一方、岡本社長は、「(恫喝は)冗談でした」とお茶を濁してしまった。会見が5時間半にも及ぶ長丁場になったのも、岡本社長のこのお茶濁しが原因の様なものでございます。

聞く側が一番追及したいところをあっさり認めてしまえば、聴く側は振り上げた拳を下ろさざるを得ない。すると後は、単なる確認作業となってしまう。ある意味、謝罪のセオリーでございます。その一番大事なところを誤魔化しますと、聞いてる方もアホじゃないから誤魔化されてるのに気付く。同じ事を何度も突かれる。絵に描いたような、泥仕合ならぬ泥会見でございました(笑)。

マネージャー上がりの社長さんでは、自分の恫喝を認める勇気は持てなかったかもしれませんねぇ。そうは言うものの、経営者ってのは、こういった経験を重ねて腹が据わっていくものでございます。まぁ、良い経験をされたのではないですか そもそも一番の問題は、ウラ(証拠)も取らずに無責任な記事を書いた『フライデー』のはずなんですけどねぇ。


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