店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
お店終わって、お風呂掃除やって、レジを閉めて、明日の準備をして、で自室に戻る。深夜2時を少し回ったところ。そこからお風呂にお湯を張って浸かる。浸かって洗顔だけの場合もあるけど、今日は、フルコース。シャンプー・リンス、洗顔、体を洗って、軽石で踵(かかと)を擦る(笑)。
入浴剤のお気に入りは、バスクリンのラベンダー。これをちょっと多めに入れて、どっぷり浸かる。時間は深夜2時半ごろ。浴室の換気扇を止め、扉を少し開けると、流れ入って来た冷たい風が顔だけを撫でる。気分は露天風呂。
しんと静まりかえった浴室内に、時折、水滴の音が響く。上の階から微かな物音が聞こえてきたりすると、あぁ、こんな深夜に同じく起きている人がいるのだなと安心する。蛍光灯か空調か、昼間なら気付かないようなブーンという小さなノイズまでもが聞こえてくる。湯に浸かりながら、そんなランダムに聞こえてくるノイズを楽しむ。
仕事終わって、お湯に浸かって、静かに瞑想する。このひととき、最高。だいたい15分くらい浸かっているかな。昔はラジオを聴きながら入浴しておりました。実は、深夜にお風呂に入るって、以前はすっごく恐かったのでございます。それで、ラジオで人の声を聞きながらでないとお風呂に入れなかった(子供かよ!、笑)。
今は、少し腹が据わったのかな。深夜のお風呂、恐くなくなったのでございます。そして、静けさの中で、湯に浸かりながらの瞑想、これが至福のひととき。願わくば、足の伸ばせるもう少し大きいバスタブに入りたいかな。
余談ですが、静けさを表現する別の言葉を辞書で調べていて、興味深い発見が! 「しじま」という後に対して「類語新辞典」が「無言」という漢字を当てておりました。「広辞苑」はどうかと調べますと、こちらは「黙」あるいは「静寂」と書いて「しじま」と読ませております。
どちらの辞書にも、1.「静まりかえること」 2.「口をつぐむこと」の二つの意味が掲載されておりますので、同じ語の説明だと思われます。どういうことかと思いまして、いろいろ検索してましたら、面白いページを見つけたのでございます。
・ふりがな文庫(しじま)
https://furigana.info/r/しじま
文芸作品の中で、どんな「当て字」が使われているかの統計を取ったサイトでございます。いやぁ、実に面倒くさい作業だと思われますが、こんなサイトを作った人、感服なのでございます。で、そのサイトによりますと、まぁ、「しじま」には様々な当て字がございます。
古来より、この「しじま」という語には、いろんな当て字が使われた来た様でございますね。日本古来の言葉、「大和言葉」ではよく有ることでございます。多くは「水面(みなも)」の様に、当て字がいつしか定着することになるのですが、この「しじま」という語は、まだまだ安定期に入らず、揺れている語の様でございます。