店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
まずね、終戦のどさくさに紛れて持って行かれた後、もう70年以上経っているわけでございます。70年って言ったら、オギャーと生まれた赤ん坊がジジババになって、ひ孫までいるんじゃないかっていう程の年月でございます。そして、そんなジジババやひ孫が、あの4島で暮らしているのでございます。今さら返還と言われても、納得しづらいと思いますよ。
かつてアメリカがアラスカを購入したように、いっそ「買って」しまえばいいなんて思ったのでございます。そう言えば、90年代末にロシアの財政は破綻しておりました。あの時期に、ロシアの足元を見て4島を購入! なんて事が出来れば良かったのですが、日本は日本でバブルが弾けた後のどうにもならない時期でございましたからねぇ。バブル景気の頃だったら、買えたかなぁ?
でもね、あの場所は国防上の重要なポイントですから、そう簡単にロシアが手放すとは思えないのでございます。ましてや、日本はアメリカと同盟を結んでおります。日本の領土になったら、アメリカ軍の基地が出来るのは必至。こう考えますと、ロシアが返還なんかするわけがない。そう思うのでございます。
さらにね、ロシアはあの4島を外交上のカード、つまり「手段」としか考えてない。でも日本は北方領土返還を「目標」としちゃってる。かたや単なる「手段」であり、かたや切実なる「目標」としてる。日本、余裕なさ過ぎ(笑)。こりゃぁ、主導権を奪われても仕方が無い。日本はさ、北方領土を「餌」にしつつ、ロシアとどう相対していくかというより大きな目標を持つべきじゃないかなぁ。
そうするとね、「ロシアが○○してくれるなら、じゃぁ北方領土は諦めるよ」というトレードオフも有り得るかも。あくまでも「かも」のお話ですよ。もし、北方領土以上に重要な案件が発生した時には、この様にカードとして使うという視野の広さも必要だと思うのでございます。まぁ、返還を待ちに待っている方々には、苦渋のトレードオフになってしまいますけどね。
そこでワタクシが考えたのは、今、話題になっている2島、歯舞群島と色丹島の「ハワイ化」でございます。ハワイに行くと、もう右も左も日本人だらけ。もちろんハワイ諸島はアメリカの領土でございますが、ほぼ、日本の植民地と言っても過言じゃないくらい(いや、過言だけど)、日本人が多いのでございます。
そう、歯舞群島と色丹島も、こんな感じにしてしまう! ロシアの領土として認めたまま、観光地として開発を申し出て、日本から怒濤のごとく観光客を送り込むのでございます。そして、事実上の日本の植民地と...まぁ、あんな寒いところへは誰も観光に行かないよね。日本の領土とならないまでも、自由に行き来できる様になるといいのですけどねぇ。
北方領土を「終戦のどさくさに取られた、条約違反」という考え方が多いと思いますけど、戦争ですからねぇ、どさくさも条約違反も、そりゃぁあるでしょ。日本は島国で責められにくいから、そういうのを性善説で考えてしまう。でも、世界のほとんどの国は、陸続きで他国と接してるわけで、性善説なんかで動いていたら、あっという間に侵攻されてしまう。世界のスタンダードは、もっとシビアだと思いますよ。