«前の日記(2018-12-04) 最新 次の日記(2018-12-06)» 編集

薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

2008|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|10|12|
2015|01|03|12|
2016|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2019|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2020|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2021|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2022|01|

2018-12-05 【とんかつの食感は絶品!】

本日ご紹介するのはコレ!

なんか、深夜のショッピング番組風のノリで始まりましたが、これ、フリーズドライの「とんかつカレー」でございます。今や、カツカレーがフリーズドライで食べられるように! では、ボチボチ始めましょうか。

大きさが分かるように500円玉を置いときましたが、フリーズドライとしてはかなりの大きさ。ハガキくらいはあるでしょうか。そのパッケージを開けると、こんな感じ。

カッチカチのカレールーの中に、乾燥とんかつが封じ込められております。まるで、遺跡や化石の発掘現場にさも似たり。コツコツと削ってトンカツを「発掘」したい衝動に駆られますが、そこは我慢、我慢。カッチカチルーを溶かす容器と、熱湯140ccを用意するのでございます。

こういったフリーズドライ系のもの、お湯の量が極めて重要でございます。ほんの10cc違うだけで、出来上がりが大きく変わる。このとんかつカレーの様なとろみの有るものはなおさらでございます。そこで登場するのが小さめの計量カップ。まぁ、メスシリンダーで計りたいくらいですが、ここはこれで良しといたしましょう。

熱湯を静かに投入。そして、1分間、攪拌! パッケージにも、「1分間、とろみが出るまで混ぜて」と記載がございます。ただ、いつものフリーズドライとは勝手が違う。柔らかなトンカツの衣を崩さないように混ぜなければなりません。とんかつに触らないようにルーだけを優しく混ぜる。とんかつカレーの攪拌は、困難を極めたのでございます。

1分くらい混ぜてますと、「これ以上はとろみが出ないな」という感じに落ち着いてまいります。ドロンドロンとはいきませんが、ややネットリとはなります。決してシャビシャビではない。出来上がったのが、こんな姿。いや、画像で見ると、ちょっとグロく見えるかも知れませんが、美味しそうなカレールーの出来上がりでございます。

辛さは、5段階の2辛と表示がございます。ルーだけをちょっとなめてみる。2辛なので甘口かなと思いきや、ややピリッとして、香辛料の香りがフワッと上がってくる。ただ、カレー独特のあの香りはそれほど強くございません。あえて抑えているのか? あるいは、フリーズドライの限界なのか? 食後の匂いを気にする人には、かえって好都合かも。盛り付けてみました。

福神漬けの代わりに、きゅうりのキュウちゃんを添えてみました。ご飯にちょいと色が付いているのは、麦が混ざっているから。なんとか、とんかつの衣を崩さずに作れたのではないでしょうか。カレールーはまぁまぁ標準レベル。驚くのが、とんかつのとんかつらしさ! かなり厚めで、十分な肉々しい歯ごたえがございます。脂少な目のヒレっぽい食感でございますが、まぁどこの部位かは不明でございます。

全ての行程で、5分もかかっておりません。「フリーズドライでお気軽にカツカレー」と思いきや、実はあまりそうでも無いのでございます。まずね、ルーを溶かすための容器が別にいる。つまり、洗い物が倍に増えるのでございます。レンジで作れるレトルトカレーなら、お皿ひとつで事足りる。わざわざフリーズドライを選択する理由が見つからないのでございます。

そして、値段。とんかつカレー2個入りで、税込¥1,300。1個¥650でございます。しかも、ご飯は自分で用意。コンビニのカツカレーが¥500弱で変える事を考えると、ますます、フリーズドライを選ぶ理由が見つからない。

まぁ、ひとつ利点が有るとすれば、超長期保存が可能なところでしょうか。非常食・登山食あたりを思いつきますが、それにしては作るのがチョイト面倒。他にこれが重宝されるシチュエーションって言うと、宇宙食くらいかなぁ...

最初に説明しましたように、フリーズドライとしてはかなり巨大なパッケージ。それでも、カレーライスひと皿分には、ルーがほんの少し少なめ。ご飯との配分は計画的に。フリーズドライのとんかつカレーのご紹介でした。では、では。


«前の日記(2018-12-04) 最新 次の日記(2018-12-06)» 編集