店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
画像では小さく見えますが、B4・見開きB3の、どこの事務所でも置き場所にチョイト困るゼンリンの住宅地図(大)でございます。今回はバインダー版を購入したので、益々ずうたいが大きく、置き場所が大変なのでございます。
さて、お話変わって、パイオニアが経営困難で大変とか巷では噂されております。昔は音響機器のトップクラスだったのですけどねぇ。経営陣の頭が固いというか、自前の技術にあぐらをかき続けたあげく、何度も時流に乗り遅れている運の悪い企業でございます。
高級音響機器が順調なときに、iPod が登場する。世の中は一斉に、大きな機材の高音質よりも、手軽に持ち運べるそこそこ音質に飛びつき始める。同様に、高画質・高音質のレーザーディスク・カラオケは、(当時は)低画質・そこそこ音質だけどリアルタイムで更新される通信カラオケに取って代わられる。
世の中がどんどん、高品質思考から大衆的低価格志向へと変わって行く中で、パイオニアはその乗り換え時期を誤り続けたのでございますよね。「良い製品」を作り続けてきた企業だけに、逆にその自前の技術に未練が残ったのでしょうねぇ。
映像・音響機器がダメになった後、パイオニアの最後の砦はカーナビでございました。ただ、Googleが地図を手がけ始めた頃、そしてスマートフォンでナビゲーションが出来る様になった頃、猛烈に危機感を感じたはずなのですが、ここでパイオニアは致命的な躓(つまづ)きをするのでございます。
パイオニアがカーナビの地図の著作権で、ゼンリンに訴えられたのですよね。パイオニアの子会社が、ゼンリンの地図をこっそりコピーして使っちゃったのございます。この件でモタモタしている間に、世の中はすっかりスマートフォンの時代に変わり、ゼンリンとグーグルがタッグを組んでしまった。パイオニア、万事休すでございます。