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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2018-10-17 【イベント数相対性理論】

NHKの朝ドラ『カーネーション』が、平日の夕方に再放送されております。すでにドラマは終盤に入っておりまして、若年~中年を演じた「尾野真千子」さんに引き継いで、「夏木マリ」さんがヒロインの晩年を演じております。

尾野編最終話と夏木編第一話との間には、12年経過しているという設定。ですので、尾野真千子さん演じるヒロインがガムシャラに働き詰めていたのに対し、夏木マリ演じるヒロインは老いの辛さばかりが口に出るという役柄。「昔出来ていたことが、今出来ない」と嘆くヒロインに、何かしら共感してしまうワタクシなのでございます。

先日もね、ワタクシがお店の玄関を開けようとしましたら、ドアの外でバタバタバタッと足音が。慌てて逃げていくコンパニオンの1人の後ろ姿が見えたのでございます。普段から「自分とは無関係のお客様と出会(でくわ)してはいけない」と教えてますので、それに忠実に従っての行動なのでしょう。

「人間って、あんなに機敏に動けるものなんだ」と思いつつ、そのね、慌てて逃げていく様がチョット面白かったのでございます。また、そのクルリと踵(きびす)を返す身のこなし、羨ましくも思えましたねぇ。今、ワタクシがあんな動きをしたら、間違いなく「肉離れ」でございます。

体中、いろいろガタが来ておりますので、動き始める時、ものを持ち上げるときなど、要注意でございます。また、徹夜が出来なくなりましたねぇ。夜の時間を有効に使えなくなりましたので、仕事が溜まりやすくなる。物が片付かない。自宅も事務所も、散らかり放題でございます(笑)。

ワタクシの母親も、晩年、自宅を散らかしておりました。服とか山積みになってまして、洗い物も放置気味。若い頃、そんな母親を責めたものでしたが、自分がその歳になってみると、「こりゃ、仕方ないねぇ」と思えてくるのでございます。まぁ、この「散らかし」は遺伝なのでしょうね、きっと。

「歳を取るほど時間が速く進む法則」みたいなのが有るらしいですけど、まさに実感でございます。子供の時は、ほんと1日が長かった。一週間も長く、1年も経つと、その1年間が気の遠くなるような数のイベントで満ち溢れておりました。

この法則、「自分の人生の長さと比べて、1年の相対的な割合が少なくなるからだ」と説明する人もございます。ワタクシは違う見方をしておりましてね、知らない場所へ行くとき、行くときよりも帰ってくるときの方が短く感じられるでしょ。あの原理だと思うのでございます。

行くときは、目標物を見落とさないようにと注意深く歩きますよね。当然、自分の頭の中も、回りを注視するイベントで溢れかえるのでございます。一方、帰るときはすでに道が分かっているので、頭の中もアイドリングに近い状態。このイベントの少なさが、早く感じさせているような気がするのでございます。

こう考えますとね、歳を取っても、常に、心や、生活に、新しいイベントを作り出していれば、時間はゆっくり進むのかなぁ? アインシュタインもビックリでございます。新しいイベントかぁ。入ったことない居酒屋に1人で行ってみましょうか? いやぁ、ワタクシ、すぐ食べ物に発想が行っちゃいますね。といったところで、今日は失礼いたしましょう。では、では。


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