店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
ややイケメンの長身の人と、やや横長のポッテリとした人、男性2人のコンビ。まるで「アボットとコステロ」の2人組の様でございます。だが、しかし、この2人の組み合わせが最強であることを、その後、思い知るわけでございます。
アボットとコステロの2人、手際よく機材を運び込み、作業を始めたのでございます。既存の配管はそのまま使い、室内機・室外機を取り換えるだけの作業。ワタクシを始めその場にいる3人、誰もが、簡単に終わる作業だと思っておりました。
古い室内機を取り外し、さぁ新しいものを設置しようとした時に、問題発生! 新しい室内機が大きすぎるのでございます。古い室内機はコンパクトな作りで、しかも昔の前面吸気のタイプでございました。前面吸気ということもあって、天井ギリギリに取り付けられていたのでございます。
まぁ、ご存じの通り、当店が入っているビルはかなり古いビル。天井が低いのでございます。エアコンってのはドレーン(排水管)の勾配をかせぎたいので、出来るだけ高い位置に取り付けたいもの。16年前に天井ギリギリにエアコンを設置した職人さんを、誰も責められないのでございます。
では、天井側に何か見過ごしているものはないか? 見ると、回り縁(まわりぶち)と呼ばれる細い木材が、天井と壁の接するところに張られている。回り縁に平行して、有線放送の配線も設置されている。これら二つをどうにかすると、数センチ稼げそうでございます。
結局ですねぇ、配管の穴を削ってドレーン排水が可能なギリギリの位置まで下げる。すると、天井ギリギリに設置出来ますが、有線放送の配線が干渉する。モールと呼ばれる配線の保護材を外し、細い配線を隅に追いやって、やって室内機設置完了。天井にピッタリくっついておりますが、天井との細い隙間から、何とか吸気しているようでございます。
室内機が済んでしまえば、後は室外機を交換し、ガスを入れて動作確認。この室外機を入れ替えるタイミングで、なぜか横なぐりの暴風雨。アボットとコステロの職人さん達、ビッタビタになりながらの交換作業でございました。
さて、背の高い方がアボット、横幅の広い方がコステロでございます。高い場所に手を伸ばすことが多いエアコン工事、背の高いアボットが大活躍でございます。また、重たい室外機を軽々と持ち上げ、肩に担いで運んでいくコステロ。室内機の重さを下から支えたりと、コステロも大活躍。