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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2018-05-24 【それは30分で戻って来るはずの任務だった】

0時00分 0m地点(お店)
0時現在、接客中のコンパニオンなし。電話を留守電に切り換え。コンパニオンにギャラを渡し、レジ本日分を精算。本日の営業終了。化粧品、備品の購入のため、外出。目標スギ薬局。移動手段、徒歩。
0時10分 528m地点
目標物の手前75mで、なか卯で夜食を食べるコンパニオンの1人を発見。普段なら声をかけるが、スギ薬局の閉店時間が迫るため、今回はスルー。目標物へ急ぐ。
0時12分 603m地点
スギ薬局着。先日の店内レイアウトの大幅変更により、目的の商品の索敵困難を極める。店内をグルグルと歩き回ることに。結局、4点購入。発見不能の1点は、後日通販で取り寄せることに。クーポン券、ゲット!
0時49分 528m地点
帰路、なか卯の看板の誘惑耐えがたく、雪女に導かれる旅人のように店内へ。往路で目撃のコンパニオンは既に出た模様。「鰤」という字に誘われ鰤丼を食す。鰤の薄さ、透明感に驚愕す。「この薄く切る技術を、何か他に生かせよ」とは、心の言葉。冷たいお茶が、相も変わらず美味しい。
1時06分 264m地点
帰路の途中、セブンイレブンに立ち寄る。店内設置用のスケベ漫画雑誌を2冊購入。他、生玉子、朝ご飯用の巻き寿司、シュガーシロップなど、数点購入。やはり店内設置用の中京スポーツを購入しようとするも、店内在庫が予定購入数に足らず。この店舗での購入をあきらめる。残された帰路にコンビニは後2店舗。そのどちらかで買えるだろうとの見込み。
1時18分 203m地点
ファミリーマートへ寄る。なぜか、中京スポーツ完売。ここで少し危機感を覚える。お店までの帰路にコンビニは後1店舗のみ。もしその最後の店舗で購入予定数の在庫が揃っていなければ、さらに夜道をさまようことになる。ここで、先ほどのセブンイレブンまで戻って、とりあえず有るだけ購入することに。
1時21分 264m地点
セブンイレブンまで戻り、中京スポーツ3部購入。最後の1店舗で2部以上の在庫が残っていれば、本日の任務完了。帰路を急ぐ。
1時24分 167m地点
広小路葵の交差点。最後の1店舗は横断歩道の向こうに見えている。信号が青に変わり、さあ渡ろうと踏み出したところ、足の下にプニュッとした感覚が! 何かを踏んだらしい。薄暗い中、拾い上げてみる。財布である。開いた口から中が見える。現金は無い模様。病院の診察券らしきものを数枚確認。取りあえず、その財布を手にしたまま横断歩道を渡り、最後の1店舗へ向かう。
1時25分 100m地点
最後の1店舗で、中京スポーツ確保! 購入予定数達成! さて、手の中に残る他人の財布をどうするか? 明日の朝にするか? もし、明日の午前中に外出できなければ、さらに持ち続けることになる。それは気持ち悪い。

お店まで100mの地点。もうお店のビルが見えている。1度荷物を置いてから出直すか? でも1度戻ってしまったら、もう一度出かけるだけの気持ちになるだろうか? コンビニ袋3つとスギ薬局の袋を左手にぶら下げ、右手には他人の財布。最後の1店舗の前で、途方に暮れる。

このまま、交番へ届けることに決心。目標、東新町の交番。移動手段、徒歩。いざ、歩かん!
1時35分 750m地点
東新町の交番着。重たいドアを開ける。誰も居ない交番に戸当たりの大音響が響き、やはり誰も居ないのに恐縮する。イスに座り、テーブルの上の受話器を上げる。お姉さんの声。拾った財布を届けた旨、伝える。すぐに近隣の交番から人を送るとのこと。コンビニ袋3つとスギ薬局の袋をテーブルに並べ、そのまま交番内で1人待つ。
1時45分 750m地点
警察官1人、横の通用口から入ってくる。ガッチリむちむちのいい男。柔道系の体型。気さくに対応してくれる。「拾得物の権利が発生しますけど」とそのいい男。ワタクシ、「いらな~い」にこやかに応える。ワタクシの住所と名前を伝え、権利を放棄する旨、署名して終わり。コンビニ袋3つとスギ薬局の袋を持ち直し、外へ。再び、戸当たりの大音響が響く。恐縮して謝る。
2時05分 0m地点
帰投を完了す。お店を出てから、キッチリ2時間。荷物を降ろし、軽くシャワー。財布を落とした人の無念さを想像し、戻った財布がわずかばかりの慰みになってくれることを祈る。テレビをつけると、大谷翔平がバッターボックスに。夜道を行ったり来たりの暗夜行路でございました。

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