店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
相変わらず、名古屋城のエレベータ設置で揉めております。とうとう、「差別だ!」と、差別論まで出る始末。困りましたねぇ。「エレベータを付けて欲しい」という主張も有れば、障害者の方の中からも「エレベータは無い方がいい」と言い出す方も出てきております。すべての意見を同じ土俵に上げて、議論すべきだと思いますけどねぇ。
滅多に使わない、娯楽のための施設、そういうことを考えますと、そのエレベータ設置にかかる費用を、駅などのもっと生活に密接した部分に使った方が有効だと思いますけど。「差別」に値するのかどうか、それが今後の論点になっていくのでしょう。
小泉さん、「全電源を、自然エネルギーに出来る」と豪語しております。いやぁ、自然エネルギーの割合を増やすことは出来るでしょうが、いや、「全部」ってのは、無理! 絶対、無理! それを目指したドイツが、いま大変なことになっております。
ドイツでは、自然エネルギーに移行するにつれ、一般市民の電気代がうなぎ登り。「電気の買い取りなんかしてる場合じゃねぇ」とドイツ政府も方向転換。買い取り価格を下げるなどして収拾に当たってますが、相変わらずドイツの電気料金は高値横ばい。自然エネルギー移行の、実に「悪い例」となってしまっております。
小泉さんいわく「震災以後、停電はしていない」と申してますが、これには、電力会社の涙ぐましい努力が有ったのでございます。というか、今の日本で大規模な停電が起きると、かなりヤバイ。日常生活のほぼ全てがコンピュータで管理されてますからね。都市部では、餓死者が出る可能性だって有る。人間の心臓が一時たりとも止まっては困るように、今の日本の電力も「止められない」のでございます。
自然エネルギーに完全移行すると、人間の営みを自然に合わせなければならなくなる。電気は「溜められない」からでございます。これは、24時間態勢で動いている日本の経済では、無理。というか、小泉さん、電気に関する基礎的な知識はあまり持っていらっしゃらない様子。理想を掲げるのはよろしいかと存じますが、現実の勉強ももう少しして頂きたいなぁ。
大相撲が始まりました。土俵の女人禁制に関し、解説の北の富士さんが「本場所はともかく、巡業はいいんじゃねぇか」的な発言をしておりました。巡業で一時的に作られる土俵ってのは、木枠の中に発泡スチロールを詰め、上に土を敷いただけのもの。体育館だったり庭だったり、ショッピングモールの吹き抜けだったり、そんな場所に作るわけで、あまり女人禁制にこだわることもないかと。
でもね、本場所と言えども、名古屋・大阪・九州場所は体育館を利用している。国技館だって、相撲以外のイベントでは、あの土俵が地下に格納されて、その上とは言え、老若男女が土俵の上を素通りすることになる。ゴルフの霞ヶ関カンツリー倶楽部も女性を受け入れましたし、そもそも根拠のない「土俵の女人禁制」からは、そろそろ脱皮してもよろしいのではないでしょうか。