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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2018-05-12 【断言しちゃいます】

「性転換費用を保険適用に」という話題がございます。以前もこのお話はしましたね。この話題を、長年ニューハーフ業界に身を置くものとして、もう一度、意見させていただきます!

仕事柄、大勢のニューハーフ、女装者を見てきております。結論から申しますと、「女装する人の中で、かなり多くの人が幼少期に十分な愛情を注がれていない」ということでございます。育児放棄や虐待、イジメなどを受けていた人が多いのでございます。幼少期の体験と衣装倒錯、これは絶対に因果関係があると睨んでおります。

ここから推測するに、今、性同一性障害を訴えている人の多く、というか、ほとんどは、本当は「心の病気」ではないかなぁと思っております。しかしながら、診断を下す過程で、こういった心の病気はあまり疑われてない。ワタクシ、批判を顧みず断言いたしますよ。

「今の性同一性障害に対する診断は、かなり多くの誤診を含んでいる」

ワタクシも、20代位までは性転換を考えておりましたよ。カルーセル麻紀さんを羨ましいと子供心に思ったこともございます。でもね、女性として行動する期間が長くなり、一般社会に埋没するにつれ、パンツの中の形などどうでもよくなったのでございます。ワタクシ、さらに断言いたします。

「体の形を変えることよりも、社会への適応能力を高める方がはるかに有効であり現実的」

そしてここに、新たな提案をいたします。本当に「性同一性障害」という診断を下せる人は、ほんの一握りでございます。ですので、最初から「性同一性障害ありき」で診断を始めるのではなく、他の心の病気まで想定に入れた新しい病名を考えるべきでございます。

「性別変更願望症候群」

こんなのはどうでしょう? コミュニケーション障害、うつ病、心身症、乖離性同一性障害、ノイローゼ、こんなようなものが変身願望の病因になることがございます。こういった可能性を極力最後まで見逃さないように、最初からあらゆる可能性を想定した病名からスタートするべきだと思っております。

さらに、マスコミにも問題がある。性転換してうまく行っている人ばかりが脚光を浴びる。しかしその影で、多くの「失敗した、早まった」と後悔している人にはフォーカスを当てない。さらに、「性転換してないけど、上手に異性の性別で社会生活してます」という人も、まったく話題にならない。

性転換手術をしてうまく行っている人しか話題にされない。ですから、変身願望を持つ人は「性転換すれば、私もあんな生活が送れる」と思い込んでしまう。後悔している人、他の選択肢でうまく行っている人、こういった人達を取り上げないマスコミも困りものですが、その風潮に乗りすぎている医学界は犯罪的だと、ワタクシ、断言いたしましょう。

「マイノリティ(少数派)を支援している俺、カッコイイ!」、こんな風潮が世の中に溢れております。同時に、そのマイノリティを批判したりすると、「弱者イジメ」として猛烈な反駁(はんぱく)を買ったりいたします。多数派も少数派も同様に批判出来て初めて、世間一般の「共感」が得られるのだと思いますけどねぇ。今日は、いろいろ「断言」した日でございました。


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