店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
羽生結弦さんという人は、ほんと、アニメから抜け出したような容姿でございまして、また、発する言葉のひとつひとつが、いかにもアニメのキャラが言いそうな台詞。スケーティングは、実に切れが良く、堂々としてる。世界中が大騒ぎでございます。
あのアニメ的なキャラ、ワタクシ個人的な意見を申させていただきますと、どうも、羽生さん本人もそんな「理想のキャラ」を意識して、進んで演じている感じもいたします。普通、わざとらしさが感じられると「気取ってる」と批判されそうなんですけど、あれだけ完璧な結果を残されると、もうそんな細かいことはどうでもよくなりますよね。
逆に言うと、自分が目指す頂上に向かっていくためには、そういうキャラ作りが必要と考えているのかも知れません。「フィギュアの頂点に立つ人間はどうあるべきか?」と考えている節(ふし)もございます。大相撲でよく言われる「横綱はどういう人間であるべきか?」というのと似ております。
このキャラ作り、芸能界、お水、風俗といった人気商売では当たり前ですが、スポーツでキャラ演出まで考える人は、非常に少ないと思います。ただ、羽生結弦さんのキャラ演出は、ちょっと他の人のとは趣が違うように感じられるのでございます。
スポーツでキャラ演出というと、元大リーガーの新庄、川崎宗則あたりを思い浮かべるのでございます。こういった人達は、自分の置かれているポジションを考慮して、コミュニケーションの一環としてキャラを作っております。
ところがですねぇ、羽生結弦さんの場合は、練習や結果という大きなプレッシャーに対して自分自身を奮起させるため、言い換えますと、自身が理想とする精神世界を確立させることによってストイックなモチベーションを維持しているのではないか、そう想像するわけでございます。