店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
あっという間に、クリスマス目前。子供の頃は、12月に入ると街中にクリスマスの装飾があふれるのが楽しくて、ワクワクしたものでございます。最近は、あまりクリスマスの装飾に気づく事が少なくなりました。世の中が倹(つま)しくなってしまったのでしょうか? あるいは、ワタクシの目や心が、大人になってしまったせいでしょうか?
子供の頃に出来て、成長とともにいつしか出来なくなって残念なことがございます。子供の頃、「音楽を聴きたい」と思ったら、いつ、どこでも、音楽を聴けるという能力がございました。まぁ、「幻聴」みたいなものなのでしょう。ウォークマンが販売されるはるか前から、ワタクシの頭はウォークマン内蔵でございました(笑)。
あとねぇ、洗濯物から立ち上る湯気。毎日のように洗濯物と格闘しておりますが、もう、何十年もアレを見てない。子供の頃、天気の良い日に母親が洗濯物を干したりしますと、物干し竿まで飛んでいって、目をこらしてジッと見つめたものでございました。まるで、洗濯物が燃えているかのように立ち上る水蒸気の湯気。今は見えないのか、あるいは、見ようとしていないからなのか?
テレビで、「サンタクロースは何歳まで来るの?」という質問がございました。それに対する答えが、「信じていれば、何歳でも」とのこと。「信じていれば」と言われましてもねぇ、大人になると、ついつい論理的に考えちゃいますからね。子供の時のように、素直に「夢」を見られるといいのですけどね。
子供ってのは、まだ頭の中が真っ白です。ですから、見たもの、聞いたもの、触ったもの、すべてを素直に取り込んでいきます。そう、「疑う」ということを子供は知らない。一方、大人ってのは嫌ですねぇ、猜疑心が強くなって、つい疑ってものを見てしまい、論理的な理屈を張り付けようとしてしまう。