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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2017-12-02 【接客の技術、接客のセンス】

ときおり、YouTube をダラダラと見ております。まぁ、おバカな笑える映像だったり、他人のゲーム画面だったり、あるいは、最新技術のテクニカルな映像だったりとか。もうね、テレビのバラエティ番組はいりませんね。テレビを見ない世代が、増えるわけでございます。

そんな YouTube の内容の中でも、自分が勉強させられるビデオに出会ったりすることがございます。トラック運転手の方が定期的にアップされているコンテンツで、こんなものに出会ったのでございます。


(YouTube より)
 安全運転の センスの高め方を教えます【センスと技術は別モノです】
 https://www.youtube.com/watch?v=zyhoLREHklk


このビデオでは、運転の技術とセンスについて語られております。要約しますと、

・運転の技術
  経験の積み重ねによる、図や言葉で説明出来るもの
・運転のセンス
  知識や経験を集積した上で身につける「(事前に)危険を発見する能力」

と、こんな感じ。これによりますと、技術というのは「独学」が出来ますよね。まぁ、免許証をもらうためには教習所へ行くのですが、そこで教えていることも、ほぼ全て技術だということになります

一方、センスというのは、想像力、洞察力の世界でございます。このビデオの投稿者は、この「センス」を磨くためには、「体験」することしかないと言っております。事故のドライブレコーダー映像を見るのも有効だとも、言っております。

さて、ワタクシ、このビデオを見て、はたと膝を叩いたのでございます。新人さんに接客の指導などしておりますが、「接客の技術」は教えやすいのに対し、「接客のセンス」というのはなかなかに説明が難しい。けれど、この You Tube の映像がズバリ、核心を突いていたのでございます。

接客をするに当たって、どんな声でどの様に話しかけるか、やるべき事、やっていい事、いけない事、こういった言葉で説明出来る事項は、すべて「接客の技術」でございます。では、「接客のセンス」とは何になるのか? それは、お客様が次に何を欲しているかを想像する能力ということになるのでございます。

YouTube のビデオでは、「センスを磨くのは”体験”することが有効」と言っております。接客でも同様、体験を重ねることでセンスが磨かれるわけでございますが、ここには「問題意識」も必要。センスというのが何であるのか、それを磨くためには何に注目すべきなのか、そういったことが分かっていないと、多くの体験も右から左に受け流す事になってしまうのでございます。

とどのつまり、技術は他人が教えてあげられるけど、センスは自分で見つけるしかないということになりそうですね。日々の接客にセンスを磨く重要なヒントが多く含まれているはずなのですが、それを見つけて拾い上げられるか、あるいは見過ごして捨ててしまうかが、センスを磨く上での分水嶺となるのでしょう。

まぁ、でも、センスってのは「想像力」なのでしょうね。そう言えば『シックスセンス』なんて映画もございましたが、シックスセンスとは第六感のこと。センスが良い人というのは、第六感が働く人なのかもですね。では、では


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