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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2017-08-08 【今でも、夢の中なのでしょうか?】

老人を自転車に乗せ、ひたすら雨の日も風の日も走らせ、日本中を何周もさせる、そんな老人虐待の極悪番組(笑)がNHKにございます。「こころ旅」なんていう番組名でございまして、視聴者からの手紙を読み、思い出の地まで自転車で行くという番組でございます。

その番組の主役が、「火野正平」さん。良い感じで年を取られましたよね。極悪番組のおかげか、お年の割には強い脚力をお持ちのようで、まだまだ元気に日本列島を何周も出来そうな雰囲気でございます。

ワタクシが最初に火野さんを見たのは、子供の頃に見た学園ドラマの生徒役ではなかったでしょうか。「ちょい不良」って感じの役で、何か気になる役者さんでございました。「ちょい不良」って役柄が、「この人、本当に悪い人じゃないの?」と子供心に思ったものでございます。

そして時は流れ、ワタクシの思春期の頃。そう、過敏な過敏な思春期でございます。その時期に、火野正平さん、浮き名を流す話題が連日のようにテレビを賑わせておりました。当時、過敏なワタクシはその報道を見て、「やっぱり、この人、本当の悪人だ! 不潔! 大っ嫌い!!」と反応したわけでございます。

思春期での刷り込みがございますので、その後、時代劇などに出演する火野正平さんを見ても、イメージは最悪。そんな悪いイメージを持ったまま、何十年も時間は経過するのでございます。で、ワタクシは、「こころ旅」で火野正平さんと”再会”するのでございます。

「こころ旅」で疾走する火野さんは、それまでのワタクシの印象とはかけ離れておりました。火野さん自身が年を取られたというのもありますが、それ以上に、ワタクシが年を経て様々な経験をしたからでございましょうね。

思えば、思春期の頃は純粋でございましたね。今は、と申しますと、まぁ、愛し、愛され、振り、振られ...こと恋遍歴に関してはいろいろ経験をして参りました。

動物の様に人を好きになり、本人にも周りにも大迷惑をかけたこともございました。また、犯罪まで犯してワタクシのために尽くし愛してくれた人もございました。相手に迷惑になるからと、ただただ人魚姫のように言葉を飲み込んだワタクシの片想いもございました。

自分がいろいろ経験しちゃってると、とても火野さんの若い頃を責められないですよねぇ。いや、むしろ、実感いたしました。

「火野正平さんは、自由なんだ」

と。

人を愛することに自由で、正直な人なのでしょうね。たまたま若い頃は「浮き名を流す」ということになり、純朴なワタクシにとっては「不潔感」以外の何ものでも無かったのでございます。今、自分の身が穢(けが)れだらけになりますと、その自由さ、正直さが、人としての魅力に見えて来たのでございます。

さて、お話の本題は、ここから(長ぇ前置きだな、笑)。政界、芸能界と、不倫騒動が連発しておりますが、その中のひとり、「斉藤由貴」さんのお話。ダブル不倫とか言われちゃってますが、その斉藤由貴さん、アイドル時代に不倫の歌を歌っているのでございます。

『AXIA~かなしいことり~』という曲。歌詞の内容は、「彼がいたことを言えなかった、二度と会えなくなりそうで」「でも、あなたと同じあの時に、私も恋に落ちたの」「今では、あなたを好き」「でも彼とは別れられない」「それでも、あなたを忘れない」「これから誰を愛しても、ふたりは胸が痛いのね」

と、まぁ、こんな歌詞。いやぁ、ドロドロ。こんなドロドロの歌を、アイドル時代に歌っていたのでございます。でも、曲調は当時のアイドルっぽいコロコロとした可愛い感じの曲。こんなかわいい声で、こんな可愛い顔して、ドロドロの歌を歌わされる。まぁ、その頃のアイドルにはよくある事でございます。

斉藤由貴さんの不倫の詳細は知りませんが、やはり、自由で正直な人なのかも知れませんよ。そして、今も美貌を衰えさせず、青春時代のように自由に生きられる、そんな生き方、女優さんなら許されるかなぁ。むしろ、そんな人に女優をやって貰いたいなぁと、ワタクシは思う次第でございます。ですので、ワタクシ、完全な斉藤由貴擁護派でございます(キッパリ!)。

不倫はさ、個人の問題であって、お仕事をキッチリやっていれば、あまり責める事もないんじゃないの? 政治家でも同じような騒ぎがありますが、やはり仕事で評価されるべきで、不倫騒動で進退問題まで発展するというのは、いかがなものでしょうか? むしろ、人間ぽくって、いいじゃないと、”汚れちまった悲しみ”だらけのワタクシは、思うのでございます。


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