店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
iPhone でお馴染みのアップル社が、年に一度、基調講演(WWDC)というものを行っております。それが、本日の深夜。ウトウトしながら、アメリカからの同時中継を見ております。新製品がこの基調講演で発表されることが多いので、世界中が注目するわけでございます。
ここのところずっと、アップルはモバイル系にウェイトを置いております。iPhone、iPad 、ノートパソコンなどは定期的に新製品を投入しておりますが、据え置き型のコンピュータは、かなり放置プレイ。この秒進分歩の時代に、2~3年放置される機種も珍しくございません。
コンピュータの世界が大きくモバイル系に移行しているのは、お店のホームページの閲覧でもよく分かるのでございます。アクセスされる機種の7~8割がスマートフォンでございます。もはや、PCからネットを見るという人は、少数派なのでございますよね。
それとですねぇ、もうひとつ注目なのが、もはやスマートフォンの方がPCよりも画面が細かいという現実がございます。画面というのは細かい光の点の集まりなのですが、PCの大画面よりもスマートフォンの小さな画面の方がその光の点の数が多くなっている。逆転しているのでございます。
昔は、PC用にはサイズの大きな画像を用意し、携帯電話には軽い小さな画像を用意するのが当たり前でございました。しかし、今は、スマートフォン用にもPC用とほぼ同じサイズかPCよりも大きなサイズの画像を用意することもございます。そして明らかに、PCよりもスマートフォンの画面の方が、精細で鮮やかになっております。
画面の精細さを表す数字で、「解像度」というものがございます。1インチの間に何個の光の点が並んでいるかというのを表しております。普通の印刷物の解像度が「350」。1インチ(約2.5cm)の間に350個の光の点がならんでいて、それで細かい字や写真を表現しているのでございます(実際にはインクですのでチョット違うけど、解像度的には同じ)。
コンピュータの解像度が、昔だと「72」とか「96」とか。最近の細かいものでも100前後(一部を除く)。つまり、画面の細かさが、印刷物の3分の1から5分の1しか無かったのでございます。言い換えますと、印刷物で普通に読めていても、PCでは3倍から5倍に拡大しないと読めなかったりしたのでございます。
さて、今のスマートフォンがどのくらいの解像度が有るかと申しますと、300~400に達しております。もうね、すでに印刷物の解像度を凌駕しているのでございます。拡大せずに、印刷物と同じサイズで読むことが出来る。ここ数年、電子書籍用の端末が一般的になってきたのも、こういった理由がございます。
ただ、PCも、昨今は高解像度化の流れがございまして、一部機種では解像度300前後のものもございます。こうなってくると、紙媒体を読むのと同じ感覚。ますます、「紙」の登場する機会が少なくなるのでございます。