店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
南スーダンに派遣されていた自衛隊の方々が、戻っていらっしゃいましたね。もうね、本当に頭が下がります。ご苦労さまでした。これも町内会のお付き合いみたいなもの。「自衛隊」と名が付く組織が、他の国の平和のために駆り出されるというのも、皮肉なものでございます。
「パリ協定を脱退する」って言えちゃうトランプさんが、ほんと羨ましい。ワタクシ、本音を言うと、南スーダンなんて放っておけばいいと思うのでございます。すぐ隣で毎週のようにミサイルが打ち上がり、中国の潜水艦や戦闘機がわがもの顔で近づいてくる。南スーダンの人々には申し訳ないと思いますが、そんなところの治安に関わっている場合ではないのでございます。
思い起こせば、湾岸戦争。あれが、ターニングポイントでございました。町内会長が「アンタも、ドブ掃除、参加しなくちゃダメよ!」と日本に言ってくる。でも、日本の憲法では、自宅のドブ掃除しか許されてない。で、「家庭内のルールで、参加できないの、お金出すから、許して」ってやったら、もうね、町内会中からバッシングの嵐。
次のターニングポイントが、アメリカのイラク侵攻。ワタクシはハッキリと「侵攻」って言っちゃいますよ。だってあれは、9.11に対する報復戦争ですから。「大量殺戮兵器が有る」ってでっち上げて、殴り込んだんですから。まぁ、でっち上げは満洲事変で日本もやらかしてますから、あまり突っ込めないのですけどね。
さぁ、このイラク侵攻で、日本はお人好しをやっちゃいます。家庭内ルールを変えてまで、ドブ掃除に参加しちゃったのでございます。でも、「ドブを直接触れないので、お茶を出したり、後始末とかやるね」と、お嬢様の様な発言。しかし、ここらあたりから、テロ組織の日本に対する認識が変わってきたのでございます。
かつてはアメリカに戦争を吹っかけ、中東問題に関してもいたって中立を守ってきた日本は、テロ組織にとっては「標的外」でございました。ところが、このイラク侵攻あたりから、標的の対象となっちゃった。アルジェリアでは日本の企業が標的になり、日本人も犠牲になっております。
ワタクシの妄想でございますが、アメリカのイラク侵攻、あれは、日本は頑なに関わりを断って欲しかった。当時、「大量殺戮兵器ウンヌン」の話は出ておりましたが、どう見ても報復にしか見えなかった。アメリカの報復に、日本は荷担しちゃったのでございます。
もし、当時の日本の首相がトランプみたいな人なら、厳として断っていたかもしれません。そしてら、どうなっていたでしょう。日本は世界中からバッシングでしょう。外交や貿易で、不利や不平等なことが起きるでしょう。でも、それは「日本が戦争を回避した代償」として、受け入れなければならないのでございます。
まぁ、そんなことは起きなかったわけで。でも、今の日本人は、この「代償」を忘れている。そう、「戦争に参加した代償」があれば、「戦争を回避した代償」も有るのでございます。この世に戦争が存在する限り、参加・不参加どちらの道を選んでも、必ず「代償」はある。その覚悟が、必要なのでございます。
今後、また自衛隊が海外に派遣されることが、あるでしょう。それに関して、賛否両論出るのは当たり前。でも、どんな道を選んでも、必ず「代償」が発生する。賛成する人も反対する人も、その代償を無視して議論してはいけないのでございます。
そして、代償と言えば、自衛隊員の死傷者。まだ海外派遣で「戦死者」は出ておりません。戦闘地域へ行ってないという前提ですから、そういう扱い。でも、事故とか自殺などでの死亡は起きております。ここで、新たなるターニングポイントが発生する杞憂がございます。