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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2017-03-24 【良くも悪くも、”魔”の魅力】

「好事魔多し」とは申しますが、まさに稀勢の里の負傷はそんな出来事。けれど、明日(25日)の取り組みは出場する意向とのこと。相撲ファンの1人としては嬉しい出場ですが、大事に至らなければと心配しております。

朝青龍が、「負けた瞬間に力を抜くからそうなる」といった意味合いのコメントを発しております。そういえば、解説の北の富士さんも、以前、「気を失って倒れた場合、大怪我をし易い」といった解説をしておりました。緊張感というのは、大怪我の回避には有効なようでございます。

イチロー選手も、とにかく怪我が少ない選手。イチローさんの場合は、試合前の入念なストレッチが功を奏している感じですね。一方、ヤンキース時代の松井秀喜選手が、外野フライの捕球で大怪我をしております。捕球の瞬間に手首が大きく曲がってしまう映像を今でもはっきり覚えておりますが、やはり「魔が差した」のでしょうか?

ワタクシのお気に入りの隠岐の海、なんとか勝ち越し。若手の石浦相手に堂々とした取り組みをしておりました。石浦も筋肉質な良い体型ですが、隠岐の海の出来上がった体と並んでしまうと、ちょっと貧弱に見えてくる。隠岐の海には、頑張ってもらいたいのでございます。

隠岐の海の魅力は、その「美しさ」でございます。均整の取れた体型も美しいですし、立ち会いの構え、土俵際でスルリとかわす身のこなし、美しいですねぇ。顔立ちには、チョイ悪オヤジ的な色気さえをも感じる。ただねぇ、なかなか星に恵まれない。この関取も、やはり怪我で苦渋を飲んできた人でございます。

まぁ、チョイ悪オヤジって書きましたが、実際にギャンブル関係でお叱りを受けたことがあるわけでして、そんな「すねに傷を持つ」ところも、ワタクシ的には逆に魅力の一部になっているわけでございます。小さな怪我をしたおかげで、大きな怪我を回避する気構えが育つということもございますしね。

「好事魔多し」「魔が差す」と、「魔」というのは悪魔の魔でございます。しかし、黒魔術があれば白魔術もございます。「アラジンの魔法のランプ」「魔法使いの弟子」なんて作品もございます。「メモ魔」なんていう「熱狂」を表す場合もありますし、「魔のナントカ」といった神秘性を表現することもございます。良くも悪くも、人智を越えた魅力的な物、それが「魔」であるようでございます。

さて、春場所もあと二日を残すばかり。どんな展開が待っているのでしょう? 稀勢の里の負傷、単なる脱臼くらいならいいのですけどねぇ。肉離れとか起こしていると、ちょっと面倒かも。ということで、優勝の行方をヒヤヒヤしながら見守る名古屋薫でございました。では、では。


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