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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2017-02-21 【住めば都】

今日は、昨日の続きでございます。住所の区画の区切り方に関する一考でございます。

外国人がよく、日本の住所は分かりにくいと言います。欧米の住所は「ストリート」がメイン。全ての道路に名前が有り、どの道路に面しているかで住所の区画を決めております。ですので、そのストリートを歩いていれば、確実に目的地を見つけられるのでございます。

日本の住所の区画は矩形というか、道路が境界線になっていてその両側が違う住所になっている場合がほとんど。名前の付いていない道路も多い。番地や地名も、やや不規則なことが多い。日本人でさえ、初めての土地では目的地を探すのが大変なことがございます。

西部劇なんかを見ておりますと、まず「メインストリート」が有り、その両側に建物が並ぶ形で街が出来上がっております。欧米の住所がストリートを基軸にするのは、何となく分かるのでございます。では、日本の区画の起源は何なんでしょうねぇ?

そこで、農耕民族ですから「田んぼの区画ごとに住所が決まった」と推測が出来るのでございます。根拠はございません。こう考えると、豊臣秀吉が怪しくなってくる。そう「太閤検地」でございますね。あの時期に、一気に田畑の測量が進んだのでございます。その影響で、道路が境界線になってしまったのかも知れませんねぇ(個人の推測です)。

韓国も日本式の住所区画でございました。これは、日韓併合の影響もあるのでしょうか? その韓国、なんと2014年に、日本式の区画から欧米式のストリート方式に移行しております。なんと、準備に17年もかかったとの事。住所表記がすべて変わるのですから、さぞかし混乱したことでございましょう。

あとね、これは以前にも提案したのでございますが、名古屋の繁華街は碁盤の目状に区画整理されているにも関わらず、場所を説明するのが非常に面倒くさい。これも日本式の住所区画のせい。すべての通りに名称を付け、道路に沿って順序よく番号をつける事によって、非常に説明しやすくなるはずでございます。まず、名古屋の「錦三丁目(東京でいうところの銀座みたいな所)」だけでも、実験的に初めてもらえませんかねぇ、河村さん、お願いします。

まぁ、日本の住所区画、不便だ不便だと言いながらも、日本人は慣れちゃってますのでなんとか使いこなしてるのでございますよね。「住めば都」とはよく言ったものでございます。古い由緒ある土地名を残すかどうか、システムそのものを刷新するかどうか、難しいところでございますよね。まぁ、何をやるにしても、準備と移行に何十年もかかってしまうことでございます。ノンビリ考えましょう。では、では。


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