店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
最近のマイブームが、コレ。マルちゃんの「甘〜いきつねうどん」。最近は、チョコ味とかショートケーキ味とかの焼きそばが出ておりましたので、ちょいとこの手の商品には警戒心を抱くのでございます。「どうせ、美味しくないんやろ、美味しいわけあらへんがな...ほんまや!」をリアルで行くような、美味しさ。またまたハマっております。
「甘〜い」とはありますが、ワタクシにとってはちょうどいい甘さ。むしろ、ノーマルのきつねうどんは、ちょっと辛い感じがして、食べた後に水が飲みたくなる。ピンクのパッケージなのでかなり警戒しておりましたが、普通の甘口お出汁のおうどんなのでございます。
非常に懐かしい味に感じるのは、子供の頃食べた味に似てるかなぁと思ったのでございますよね。うちの家庭は、ほんと、砂糖好きでございました。いろんなものの味付けが、とにかく甘かった。それでいて、お味噌汁は、いつもかならず濃厚赤だし。味が濃いっていうか両極端というか、甘〜いものと辛〜いものがいつも並んでいる食卓でございました。
「疲れると甘い物が欲しくなる」なんて申しますよね。人間が甘い物を欲するのは、これ、本能なのでございます。糖分というのは、人間にとってのエネルギー源。また、脳が機能するためにも、多くの糖が必要。糖が欠乏するというのは、人間の体にとって死活問題なのでございます。
ただ、過ぎたるは及ばざるがごとし。過剰摂取をいたしますと、これは逆に体にとってはマイナス。人間の体ってのはよく出来ておりまして、過剰になると、そのものに対して食指が動かないような仕組みになっております。うまくバランスが取れるようになっているのでございますね、本来は。
ただ、ここに人の世の七不思議のひとつが。甘い物に関しては、このバランス機能がうまく働かないことが多いようでございますよ。一種の依存症なのでしょうか? 人間の本能よりも、「知性」が生み出す欲望の方が優先してしまうのでしょうか? そう考えると、動物には依存症が有るのかなとか思っちゃいますが、どうなんでしょう? タバコをやめられないチンパンジーとか、見たこと有るのですけどねぇ。
甘さと同じように人がハマりやすいのが、「脂」の魔力。肉の脂はあまり好きではないという人でも、マヨネーズにはハマっていたりする。よく何にでもマヨネーズをかけちゃう人がいらっしゃいますが、味の専門家に言わせると、マヨネーズに引かれる要因は、単に「脂の魔力」に他ならないそうでございます。
ワタクシも以前、マヨネーズ大好きでございました。かなり大量にかけることもございました。しかし、この「単なる脂の魔力」というのを聞いてから、マヨネーズ大量がけはちょっと自重しております。「単なる脂なんだ」って思ったら、あまり食指が動かなくなったのでございますよね。