店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
「SMAP×SMAP」の最終回、視聴いたしました。5時間弱、見応えがあったのでございます。「なんだ、仲良いじゃん」と思わせるような映像ばかりでしたが、いつ頃から不協和音が響き始めていたのでしょうかねぇ?
音楽グループでもお笑いコンビでも、実際には仲が悪いということはよくあるそうでございます。それでも、それぞれ個人の仕事が増えていって程々に距離が空き、仲が悪いなりにも上手く行っているグループも多いはずでございます。番組SMAP×SMAPやコンサートといった、5人揃った活動が多かった分、ガス抜きが出来なかったのかもしれません。
ワタクシ個人の印象でございますが、5人とも歌やダンスはそれなりにこなれている。上手・下手は有りますが、グループとしてよく統制が取れている感じがいたします。これはやはり、数をこなしているからでございましょう。使い込んだ革製品が手に馴染んでくるように、歌やダンスも、何十回、何百回と繰り返しているうちに、グループ全体に馴染んでくるのでございます。
評価が難しいのは、ドラマ。これは個人技でございますからね。しかも、何となく、「忙しいスケジュールの中で、慌ただしく撮影したのだろうな」と感じさせるドラマが多い。その結果、あまり演技力を必要としないキャラ設定にされることも多かった。ただ、本人達には責任はないと思いますよ。事務所がドラマをサイドビジネスと考え、あまりウェイトを置いていなかったようでございますからね。
ここで、ひとつの希望がございます。今後バラバラになった後、それぞれ、ドラマやナレーションや司会といったお仕事にウェイトが移るはずでございます。すると、いままで忙しいスケジュールの中で「やっつけ」でやっていた仕事が、「本気モード」に成らざるを得ない。今まで摘まれていた芽が、これを機会に芽吹く可能性もあるのでございます。5人全員に。
そしてさらに、今までは事務所の横やりなどもあって、ドラマの脚本に注文が付くことも多かったはずでございます。バッドエンドはダメとか、悪人の役はダメとか。その事務所のイメージ戦略が、5人の演技に足かせ手かせをしていたのは間違いございません。これからは事務所の横やりが無くなり、脚本家や撮影現場は好きなように扱えるようになる。
解散しちゃったのは残念ですが、こういったことを考えると、むしろ解散したことによって彼らは新しい可能性を発掘出来るかも知れない。それぞれが、大きく化けるかも知れない。何年か後に、「あの解散がいい転機になって、生まれ変われた」と、5人それぞれにプラスの結果が出ればいいななんて、考えております。
5人が独立するという話が持ち上がって、問題となるのが「SMAP」という名称。多分、元の事務所はこの名称を使わせないでしょうねぇ。ここで思い出されるのが「加勢大周」。移籍後に名前を使う・使わせないで裁判になったのでございます。新加勢大周とかも出ちゃって、ドロドロ。5人がそろって独立したら、多分、SMAPという名称は二度と日の目を見なくなるのは明らかなのでございます。
世間の下馬評は、木村と中居以外は非常に評価が低い。独立したものの空中分解して、木村と中居以外は消えてしまうのではないか、そんな評価も見受けられるのでございます。そこで、木村登場! 将来、5人が再び結束するときに、「戻る場所」「戻る名前」を残しておきたい。そのためには、俺1人が残留しよう。と、意を決したわけでございます(ワタクシの妄想ですからね〜)。
これには伏線がございました。木村拓哉の非常に親しい友人に「明石家さんま」さんがいらっしゃいます。さんまさんが自分の番組「さんまのまんま」に関して、こんなことを発言しております。「紳助が復帰したときに、戻ってくる番組を残しておきたくて、この番組の終了を2年延期した」と。