店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
宅配便の会社が謝罪したりして、ちょっとした騒動になっております。配達員の方が、腹立ち紛れに荷物や荷台を投げている画像が、YouTubeに投稿されてしまったからでございます。フェイクではない本物の配達員と確認が取れたのでしょう、会社が正式に謝罪を行いました。
いやぁ、これは、あまり配達員を責められない。年末は忙しいでしょうからねぇ。しかも、今は宅配業者のドライバー不足で、かなりドライバーへの負担が大きくなってきているとのこと。我慢の限界を超えちゃったのでしょうねぇ。同情できる点は多いのですが、ウップンの晴らし方が、悪かったのでございます。
当店も、宅配便は本当によく利用いたします。特に、お中元・お歳暮の時期は、ねぎらいの言葉を必ず添えます。また、代引きは、必ずきっちりの料金を用意しておくようにしております。時間通りに来られなくて恐縮される配達員もいらっしゃいますが、どうせこちらは年中無休で深夜まで営業しているお店ですから、大らかに、大らかに、対応いたしております。
一時期、Amazonが「配送料無料」なんて無茶苦茶なことをやりました。これで、配送業者は、大混乱。小さな荷物が異常に多くなったそうでございます。また、小さな商店とかは、「今どき、配送料を取るのか!」とクレームを言われて困るということも、有ったそうでございます。
先日、ドミノピザでクリスマスに予約・発注が集中し、システムがダウン。その結果、店舗が阿鼻叫喚の大混乱に落ち入るという騒ぎがございました。普通は、繁忙期は価格を上げて需要と供給のバランスを取るのが常識。見通しが甘かったのと、新しいシステムに店員も本部も慣れていなかったというのが、原因のようでございます。
そう、つまり、繁忙期は特別価格を設けるべき。流通は、体で言えば「血管」のようなもの。今の日本経済は、この血管である流通に多くを依存しております。大雪でトラックが遅れたりすると、コンビニの棚がごっそり隙間だらけになるでしょ。それくらい依存している。流通がダウンすると、日本経済そのものが貧血を起こしてしまうのでございます。
あと、時間指定。これも、ドライバーの仕事を圧迫している。当店なんか、午後は深夜まで受け取り可能なので、時間指定は「午後〜深夜」で指定したいのですが、そういうのは出来ない。どの業者も時間指定が、「どれか1つ選択」という形になっている。
あの時間指定の選択欄を、「トグル」つまりどれか1つという形ではなく「チェックボックス」つまり複数選択可能な形にするというのは、どうでしょうか? そして、その時間指定が緩いほど料金を安くするのでございます。これも、価格設定による需要と供給のバランスでございます。
時間指定をすると送料が高くなるという店舗は、時々見受けられます。ただ、何かしらのガイドラインを設けなければ、多くの店舗がその料金設定を利用するというのは難しいですよね。同じ商品で、送料の高い店と安い店があれば、当然、安い店に客は流れてしまいますからね。