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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2016-12-08 【引き算のネット】

昨日のネットがらみのお話に、チョット関連したお話をいたしましょう。

当店では、コンパニオンが自分のブログなどを開くとき、「多少の基本料金を払ってでも、広告が載らないようにすべきだ」と指導しております。大手のブログサイトであれば、有料会員になれば、関係の無い広告を排除したページを作ることが可能でございます。

これは、まずひとつに、スッキリしていて読みやすいから。若干のコストをかけてでも読みやすいページを提供するということ、これはお客様への思いやりでございます。まぁ、最近は、ブラウザに広告を消す機能があったり、ヘブンネットの「写メ日記」機能がブログの代用をしている感があったりとかで、コンパニオンの個人ブログには、あまり細かいことを申してはおりません。

また、スマートフォンや携帯電話の画面は比較的小さく、本文と広告との区別がつきにくいというのも、気にしておりました。広告業者は、この画面の小ささを逆に利用して、巧みな広告を挟み込む傾向がございます。そんな姑息な広告が気に入らないというのも、ひとつの理由でございますね。

あと、コンパニオンに「ネットのランキング競争に参加しない」という指導もしておりました。「クリックされた回数で、ランキングがつく」というサイトが、昔あったのでございます。そもそも、ワタクシはコンパニオンが「ランク付け」されるということが、気に入らない。ランキング結果で、コンパニオンが一喜一憂して余分なストレスを溜めるのも気に入らない。ということで、ランキング競争を反対しておりました。

また、ネットのクリックなんて、実に当てにならない。仕組みが分かっていれば、一台のPCでいくらでもクリック数を稼ぐことは出来る。そんな実のない不毛なランキングに労力を費やすのは、ばからしいのでございます。まぁ、これも、ネットそのものが混沌化していくにつれて、いい加減なランキングサイトが無くなっていったこともありまして、今はあまりうるさく言っておりません。

もうひとつ。コンパニオンには、「アクセス数を気にするな」と言っております。自分のブログ、あるいはヘブンネットの自分のページなど、どれくらいのアクセス数があるかが分かるようになっております。これも、いちいち気にするな。いちいち見に行くな、と指導しております。

アクセス数ってのも、あまり当てにならない。1日に何万アクセスも有るようなサイトならまだしも、いち風俗店のコンパニオンのページへのアクセス数は、それほど多くない。しかも、今どきのネット特有の「ノイズ」という誤差も混じっている。だから、不毛な物で一喜一憂するのは労力の無駄ということで、気にするなと指導しております。

「ノイズ」っていうのは、何でしょうかねぇ? 今では、検索すればあっという間に検索結果が表示されます。それは、各検索サイトが、事前に、すべてのページを見回って、「目次」を作っているからに他ならないのでございます。

もちろん、人間の手で行うには無理がある(ネット黎明期は、人力でございましたけどね)。そこで、それを自動的に行うプログラムがネット上を走り回っているのでございます。お客様がクリックしなくても、そのプログラムがチョイチョイ見に来て、内容を確認している。そして、こういうのも、特に対処がしてなければ、アクセスとしてカウントされてしまう。

また、メールアドレス収拾を目的とするプログラムも、勝手にアクセスしてきます。スパムメール(迷惑メール)を送りつけるためでございます。こんなのも、多分、カウントされているはず。数千とか数万とかアクセスがあるサイトなら、こういった「ノイズ」は誤差の範囲で済まされますが、アクセス数が比較的小さなページですと、黙認できない数字となるのでございます。

さて、いろいろ申し上げましたが、ワタクシのネット知識がチョイト古いということも有りまして、ネットに詳しい方にしてみれば、若干の異論があるかも。まぁ、そこんところは許して下さいませ。

ワタクシも、当店ホームページへのアクセス数とかは、全く見ません。自分で電話を取っておりますので、お客様の反応や手応えは、実感として受け止めております。不毛な数字は当てにせず、その実感の方を大切にしております。

まとめサイトの事件では、ネットの内容がいかに不確実なものかというのを再認識させられました。ネットが混沌化するに従い、「ネットで何を得るか」ではなく、「ネットで得たものから何を不毛なものとして捨てていくか」という能力が問われる時代になっております。足し算のネットから「引き算のネット」でございますね。では、では、ネットにはお気を付けて。


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