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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2016-11-15 【観客の力士コール、あれは良くない】

大相撲、白鵬関、1000勝おめでとうございます。多くの人に祝福されての1000勝、嬉しいのでございます。一時期はマスコミが日本人横綱を騒ぎすぎて、険悪な雰囲気もありましたからね。良い感じで軌道修正出来た感じがいたします。

現在、モンゴルを筆頭に、ブラジル、ブルガリア、ジョージア、中国、ロシア、エジプト...と、多くの外国出身力士が活躍しております。こういうのは、大相撲の素晴らしいところだと思うのですけどねぇ。かつて大相撲には「外国人枠」ってのは有りませんでしたが、今はひと部屋ひとりという人数制限がございます。

日本にやって来た海外出身力士って、本当に真面目に大相撲を日本の文化として学び取ろうとしている。日本語もすぐに覚える。曖昧な部分が多い相撲のルールや組織構造も、それを日本的として受け入れている。ほんと、これだけ日本をそして相撲をリスペクトしてくれている人々は、もっと柔軟に受け入れて欲しいなと思う次第なのでございます。

スポーツの世界って、まだまだアジア人蔑視がございます。プロテニスの「ニック・キリオス」という暴言吐きの選手が、錦織選手だけはリスペクトし錦織戦では暴言を封印しているというのは、ニュースでも報道されました。

マレーシア人の母親を持つキリオスは、そのアジア的風貌からヨーロッパの大会などでは差別的な扱いを受けることが有ったとのこと。そういった苛立ちから、暴言を吐いているというのがニュース報道での解説。しかし、同じアジア人でありながらトップクラスで活躍している錦織圭選手だけは、リスペクトしているらしいのでございます。

冬季五輪の花形、ジャンプ競技も、日本人選手が台頭すると、日本人が不利になるようにコロコロとルールを変えられる。モータースポーツのF1でも、ホンダが台頭していた頃は、同様にルールがホンダに不利なように改変されてしまう。

そんなことがある中、外国出身力士が活躍しまくっている日本の大相撲は、実にフェアだと思うのでございます。日本人の横綱が生まれないからと言って、強すぎる外国出身力士を問題視するのは、本末転倒。向上心や戦意を失った日本人力士こそ、問題視すべきなのでございます。

大相撲を見ていて困るのは、どちらの力士にも勝たせてやりたいということ。たとえばね、サッカーや野球ならば、かならず贔屓チームが有ってそちらを応援するということになる。でもね、大相撲は、全ての力士に、下積みから幕下・十両と這い上がってきたその人の人生が見えてくる。「どちらも勝たせてやりたいなぁ」と、ついつい思っちゃうのでございます。

さて、お気に入りの隠岐の海は、一進一退の発進。本気出せば、この人こそ時期横綱だと思うのですけどねぇ。とまぁここまで言っちゃうと、贔屓の引き倒しになっちゃいますでしょうか? こんな感じで、大相撲を見ております。では、では。


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