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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2016-09-29 【技術立国ならではの、オリンピック】

今から10年くらい前でしょうか、お店で粗大ゴミを処分するのに業者を呼んだ事がございます。よくポストにチラシが入っているでしょ。「不要品処分します」みたいなの。ああいった業者を呼んだわけでございます。その時の、出来事でございます。

お店で出した不要品は、ベッドマットレスとちょっと大きめの電気スタンドだったかと。最初に見積もりを出してもらい、その金額でOKを出しましたら、業者はとっとと不要品をトラックの荷台に運んでいったのでございます。

さて、支払の段になりまして、「マットレスのサイズを間違えていたので、先ほどの見積もりでは足りない」と言い出す始末。見ると、先ほどの見積料金の約5割増しの金額を提示してきたのでございます。うっかりミスかも知れませんが、載せ終わってから言い出すところは、最初から悪意が有ったかも知れませんね。

今のワタクシなら、「じゃぁ、やめる。トラックに積んだ荷物を戻しな。戻すのが面倒くさいからこのまま持って行くと言うのなら、そりゃアンタの勝手だけどね。」くらいに言ったでしょうねぇ。でも、当時は若かったですから、ついつい、言いなりになっちゃいましたねぇ。追加料金を払って、持って行ってもらいました。

え〜と、東京オリンピックの予算の問題。これと、似てない? 入札の時に予算が決まっているのに、どうして2倍とかに膨れあがるの? おっかしぃなぁ〜。いや、物価や人件費の変化で、ちょっと変わるのは分かりますよ。2倍とか、全く無計画でしょ。

これって、土建屋にいいようにやられてないかなぁ。豊洲の問題も、「移転ありき」で話が進んでいるでしょ。しかも、勝手に設計図を変えちゃったりとか、もう、自由奔放(笑)。入札率の99.9%なんて数字を誰も指摘せずに、話がドンドン進んでいく。あ〜あ、平和な国だね、日本は。

今や日本のランドマークになっているスカイツリーですが、あれも、いやぁここだけの話ですけどね、ダンナ、特に必要は無かったんですよ。高層ビルが立ち並ぶ都市部で、電波で情報を送るなんてのは、不毛でございます。ちょうど、各家庭に光ケーブルを引くという素晴らしい構想が有ったのですが、土建屋に押し切られたかも知れませんねぇ。

光ケーブル網が各家庭まで来ておりましたら、そこへ繋ぐだけで、電話、インターネット、テレビ放送、ラジオ放送、これらが全部光ケーブル経由で利用できる。もはや、家庭レベルの使用であれば、電波はいらない。夢のような光ケーブルですが、日本は映像の権利関係が複雑だったりとかで実現しなかった。あぁ、情けないのでございます。

NHKがワンセグの受信料をどうするかで揉めておりますが、あれだって、ネット経由のテレビであれば、完全に受信料をコントロール出来る。現状は不公平感があるから揉めているわけで、完全に公平な徴収であれば、CSの有料放送と同じでございますので、今ほどには混沌としないはずでございます。

ネットついでにお話しますが、これからのオリンピックは、豪華な施設はいらないと思いますよ。今、非常にバーチャルの技術が進んでおります。競技場は最小限の規模で作り、入りきれなかった観客は、バーチャルで楽しんでもらうという方法もございます。その方が、よっぽど「日本らしい」のではないでしょうかねぇ。

想像してみて下さい。競技場の中に、無数に置かれたカメラ。フィールドの中、選手のすぐ近くにまでカメラを設置する事が出来ます。しかも、スマホやゲーム機程度の機材で、3D映像で視聴できる。振り向けば、後ろの景色が見える。そう、必ずしも、競技場の中にいる必要はないのでございます。競技場の収容人数の何百倍、いや何千倍もの世界中の観客に、包み込むような臨場感を与える事が出来るのでございます。

2020年の東京オリンピック、お金をかけるべきは、施設じゃないと思いますよ。それは土建屋を喜ばせるだけでございます。技術立国日本らしいオリンピックを目指すのなら、撮影する技術、録音する技術、配信する技術、そういった所へドンドン投資するべきでございます。そして、これが有用なのは、この技術はオリンピック以外でも需要が山のようにある。後から邪魔になる巨大な観客席とかよりも、よっぽどお金のかけ甲斐が有るのでございます。

まぁ、いろいろ勝手な事を申しましたけど、結局、土建屋にいいようにやられてしまうのでしょうねぇ、豊洲も、オリンピックも。そんな感じがいたします。でもなぁ、小池さんには、ギリギリまで、ガンバって頂きたいですねぇ。ということで、では、では。


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