店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
お店の営業が終わりまして、ちょいと夜食をと思い、小雨の中、近所のファーストフード店へ赴いたのでございます。よく利用しますので、深夜の担当者とも顔なじみ。微妙にお肉が大盛りだったり、ドレッシングを余分にくれたりとか、チョイチョイ、オマケをしてくれるのでございます。
ワタクシは人からオマケをいただくことが非常に多く、羨ましがられるのでございます。「どうして、そんなに貰えるの?」と時々聞かれますが、何ででしょうねぇ。多分、買い物をしたりするときは、いつも、何が起きても、ニコニコニコニコしているからでしょうねぇ。
ことわざで、「笑って損したもの無し」と言いますが、これを、またまた、数学的・経済学的に証明しちゃいましょう。デデン、デン、デン。登場人物は、2人。自分と、相手。相手は「好意」と「悪意」で接してくる。自分も「好意」と「悪意」だと思って反応する。場合分けをして4つの事象を検証するのでございます。
1.相手が「好意」で接する、自分も「好意」と受け取る
2.相手が「好意」で接する、自分は「悪意」と受け取る
3.相手が「悪意」で接する、自分は「好意」と受け取る
4.相手が「悪意」で接する、自分は「悪意」と受け取る
2はどうでしょう? 好意でしてくれたのに、それを素直に受け取れないという状況です。相手は「してあげて、かえって悪かったかな?」と思うかも知れません。「もう、この人には、余分な事をしないようにしよう」と思うかも知れません。
3は、オマヌケというか、天然キャラっぽいですよね。悪意で接してきた人は、のれんに腕押し状態でしょうね。「悪意のやり甲斐がない」という状態。相手が悪いと、利用されたり騙されたり、そんな事が起こるかも知れません。相手にそれほどまでの悪意が無ければ、相手の気持ちの方がほぐされて改心することもあるでしょう。
4は、永遠に平行線の関係です。多分、この関係のまま、何も進展はないでしょう。ただ、生き馬の目を抜くような現代社会では、これくらいの猜疑心を持ってことに臨まなければ、ケース3のように騙されてしまう、そう思う人もいるでしょう。このケース4も、時々ある日常の風景でございます。
4も、他人の悪意を上手く回避している点で「+」とも考えられますが、この相手からは今後何も得られないでしょうから、利益的には「=」イーブンとしておきましょう。さらには、受け答え方によっては、今後、さらに酷い仕打ちを受けるかも知れません。そうなったら、この事象は明らかに「ー」です。
ですので、他人の行為を悪意として受け取る行為は、イーブンなことはあっても、絶対にプラスには転じないのでございます。たとえ「悪意かな?」と思っても、それを飲み込んでしまえばOK。しかし、心の内を顔に出してしまうと、イーブンかマイナスに転じるということでございます。
結果、相手の行いの真偽に関わらず、自分はいつも好意だと思ってニコニコしている、これが最終的に自分の利益をプラスにする方法だということに帰結いたします。だから、ニコニコ最高! 風俗業界でも、天然キャラの子が人気が出たりするのも、こういったことに起因するのかも知れません。
ただ、ひとつだけ、懸念がございますよね。ケース3のマイナス要素。そう、相手が筋金入りの場合です。これを利用した犯罪が、「おれおれ詐欺」。人の好意につけ込んだ犯罪でございます。こういうのが有るから、世の中、安易にニコニコもしていられない。世知辛い世の中になったものでございます。