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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2016-09-27 【親知らずを抜きに行って、親を思い出すお話】

今日は、親知らずの治療の日。医療センター(旧国立病院)の口腔外科に予約を入れてから3週間、待ちましたよ。ドキドキワクワクしながら、目覚ましを2つも用意して早起き。いそいそと出かけたのでございます。

朝の8時半に受付をし、9時から診察開始。レントゲンを撮り、診察を終え、会計まで済ませて9時50分。大病院としては非常にスピーディーに終わったのでございます。これというのも、かかりつけ歯科医の紹介状という、強い味方が有ったから。紹介状様々なのでございます。

紹介状が無いと、¥5,400円余分に払わされるとのこと。また、全てにおいて、紹介状持参の患者を優先するシステムのようでございます。その旨が病院のホームページ始め、各窓口など、いたるところに注意書きとして掲示されております。

かつて大病院の午前中と言えば、軽微な症状の患者で溢れ(特に高齢の方々)、順番待ちで時間が掛かり、診察は1日仕事か少なくとも午前中は全部潰れる、というイメージがございました。病院側も負担が大きかったのでしょうね。大病院は高度医療、軽症患者は街のかかりつけ医へというすみ分けが進んでいるようでございます。

この紹介状で、思い出した事がございます。かれこれ25年くらい前のお話。母親が体調を悪くいたしまして、東区にある逓信病院に連れて行ったのでございます。家のすぐ近くでしたし、大病院なので安心だという思いがございました。

病院まで行って、びっくりぽん(もはや死語?)。受付に「当院は、紹介状のない人の受付をしておりません」と、はっきり書いてある。親子2人、悔しいような残念なような腹立たしいような、複雑な心境で自宅まで帰ってきた覚えがございます。

当時、ワタクシは、錦(名古屋の繁華街のひとつ)のニューハーフのクラブで働いておりました。ほんと、たまたま、ワタクシのお客さんでNTTのチョットお偉いさんがいらっしゃいました。その方の来店時に、テーブルで、なんとなくその母親とのいきさつをお話したのでございます。

その際、若さ故の過ちと申しましょうか、まったくお恥ずかしいのですが、当時のワタクシは、逓信病院とNTTの繋がりを、全く知らなかったのでございます。それで、そのNTTのチョットお偉いさん(当時)相手に、逓信病院でこんなことがあって、あんなことがあって、悔しくて悔しくてバンバンバンと口角泡を飛ばしてしまったのでございます。

すると、まぁ、どうしたことでしょう。記憶が不確かですが、それから1年くらい後の事かな。逓信病院が紹介状専門の受付を撤回し、一般の外来も受け付け始めたのでございます。新聞報道にもなりました。ワタクシがバンバンバンとやったせいでしょうか? 「チョットお偉い」と思っていた人は、中くらいに偉いか、ひょっとするとスゴク偉い人だったみたいでございます。人は、酒癖で判断してはいけないのでございます(笑)。

そんな出来事が、今から約25年前のお話。皮肉なものでございますね。現在、大病院は、紹介状優先のシステムを導入して、運営を円滑にしようとしております。これで、大病院は高度治療に専念でき、街のお医者さんも潤うという、いい関係の医療システムが育っていくと良いのですけどね。あとは「大病院なら信用できる、町医者は信用できねぇ」という間違った思い込みの払拭でしょうか?

さて、ワタクシの親知らず、本日さっさと抜いてくれると思いきや、今回はレントゲンと軽い診察のみ。オペは次の予約日にということになったのでございます。いや、考えが甘かった。ワクワクドキドキと緊張しながら早起きしたのが、なんだが可笑しいのでございます。

で、さすが旧国立病院、オペの予約がビッチリ詰まっておりまして、取れたオペ日は、ちょうど1ヶ月後の10/25。3週間待たされた本日の診察。そして、また4週間待ってのオペ。診察そのものはスピーディーになりましたが、結局、待たされる事になるようでございます。オペ日まで、痛み止めを飲みながらやり過ごす事にいたしましょう。

では、ワタクシの親知らず通信、次回の報告をお楽しみに〜、では、では。


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