店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
つい、4日ほど前にアナウンスされた19才の新人、ホームページから消えております。いったい何が有ったのだろうと思い巡らせている人もいらっしゃるのでは? 誠に残念ですが、本人から「無理そう」との連絡を頂きましたので、ひとまず入店取り消しという形にいたしました。
当店の、特にベテランの人達は、ある意味「プロ集団」でございますので、ビックリしちゃったかなぁ? また、彼女の入店初日は、ここ最近入った新人の人達がたまたまそろってお休みの日。ベテランばかりに囲まれているうちに、気負けしたかもしれません。
いろいろ経験を重ねて、また再挑戦していただいてもよろしいですし、他に居心地の良いお店に出会えるかも知れませんし、頑張って頂きたいと思っております。まだ19才ですからね、無限の可能性があるのでございます。
本物の女性の風俗店ですと、新人で「風俗未経験」というのは、圧倒的な「売り」になるわけでございます。「女である」ということが、既に大きな商品価値なのでございますよね。ところが、ニューハーフヘルスでは、風俗未体験のシロウトさんというのは、要するに普通の「青年」。気軽に売り込むには、チョット要注意な点がいくつかある。ここに、ニューハーフの風俗店での新人売出の難しさがございます。
ニューハーフヘルスでは、客層が多岐に渡っているというのも、新人の売りだしを難しくしております。ひたすら女っぽい子を好むお客様もいらっしゃれば、「勃起力」重視であまり女性化の進んでいない子を好むお客様もいらっしゃいます。両極端の客層が混在しているのでございます。
女の子のヘルスの場合は、各店舗が「特化」することで、多岐に渡る客層を吸収しております。ぽっちゃり専門店とか、アナル専門店、人妻ヘルスといったお店が多くございますよね。これは、女の子の場合、市場が巨大だからやりやすい。市場の非常に小さいニューハーフ業界では、特化するのはリスクが大きいですよねぇ。間口を狭めるというのは、チョット恐いのでございます。
それともうひとつ、男と女のイトナミというのは、DNAレベルで本能に刻まれております。つまり先天性の技術。シロウトの男性と、これまた素人の女性が相対しても、なんとかなってしまうものでございます。ところがですねぇ、アナルを使ったイトナミというのは、後天性の技術。事前に何らかの練習なり訓練をしていないと、どうにもならないのでございます。
では逆に、(言葉として正しいかどうかは別にして)ボーイッシュなニューハーフ。これは、厳しい。ニューハーフのお店でも、好まれるお客様は少ない。たとえルックスがかなり女性っぽくても、「男の風味」が少しでも感じられてしまうと、お客様の方に「醒める」という現象が起きる。同じ「ボーイッシュ」でも、女とニューハーフでは、こういった危険度の違いがございます。
まぁ、こんなような事情がありまして、ニューハーフのお店の新人さんたちは「混沌」とし易いのでございます。お仕事を続けていく内に、少しずつ染まっていって安定期に入っていくのでございますが、その染まるまでは、お店側に、そして時にはお客様側にも、「我慢」の時期がございます。