店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
ヒ素が検出!とか大騒ぎしたけど、結局、水道水の基準以下だったとか。それでも、市場関係者は「魚が売れなくなる」と心配しているとか。まぁ、その報道も、ほんの少数の意見をピックアップして針小棒大している可能性もありますし、豊洲の件は、あらゆる報道をマユツバで聞かなければいけないのでございます。
これには、今の日本人の「過度の潔癖性」によると思いますよ。コンビニでも通販でも、完全なパッキングで売られている。その完璧さが膨大な流通を大いに助けてはいるのですが、一方で、日本人の潔癖性を助長してしまいました。もう、ほんと、過度に。
プラスチック片が入ったかも知れないということで、何万個もの商品が回収され、廃棄される。日本の食品の場合、「一個の不良品=全体の不良」という感覚。中国なんかは、「たくさん作れば、いくつかの不良品が出るのは当たり前」という感覚。日本も、ちょっとその中国の「大らかさ」にシフトする必要があると思います。
最近のニュースから、ある小学校での話。給食のパンの容器から、Gキちゃんの幼虫の死骸が見つかったとのこと。しかし、それは、パンを包んでいるシートと外側容器との間。直接パンに触れていたわけではない。でも、そのクラス全部のパンを回収して廃棄したとのこと。もう、狂気としか思えません。
確かに気持ち悪いでしょう。でも、空気中には無数の微生物やカビの胞子が飛び交っている。すべての人間の顔には顔ダニが生息している。手先だって、いろんなところを触っていれば、何億という細菌が付着している。人間は、不潔の海の底で生活していると言っても過言ではないのでございます。