店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
オリンピックの中継、ついつい、見てしまうなぁ。今夜は「卓球が熱い」夜でございました。掲示板でもご指摘がありましたが、どの国の代表にも(元)中国人選手がチラホラ。日本のチームは、結局、どの国と対戦しても中国人と戦うことになっちゃうのでございます。変なの(笑)。
まぁ、でも、あまり責められない。以前より中国には優秀な卓球選手が大勢いるのですが、選手の人数の枠が限られておりますので、実力はあるのに人数枠のために埋もれていくという選手が多く発生した時期がございました。
それで、卓球のレベルの低い国に、中国人選手が帰化していくというのが横行。華僑の国ですから、そういったところはあまり抵抗がない様子。受け入れる国も、自国の卓球のレベルが大幅に上がるので、それはそれで歓迎。大ざっぱに、こんな経緯が有ったようでございます。
これはさぁ、高校野球で越境入学者が取りざたされたり、プロスポーツの外国人枠があったり、相撲で日本人横綱を待望しすぎたり。あと、ラグビーなんかは、もう日本人オンリーでは成立しないけど、それをとやかく言われる。しかし、こういうのって、日本人が「純粋」「純血」に拘りすぎてるんじゃないかなぁと思うのでございます。
イチローが大絶賛されるメジャーリーグ。「人種のるつぼ」「人種のサラダボウル」と呼ばれているアメリカならではなのでしょうか? でも、アメリカにもまだまだ「アジア人蔑視」の風潮は根強く残っている。それでも、実力のある者は素直に認めるというのは、フロンティア精神の国だからでしょうか?
お話はスポーツから日本の伝統技術へ。日本で跡継ぎのいなくなりそうな伝統芸能・伝統技術を、日本に訪れた外国人が受け継いでくれているという例が、少なくございません。焼き物、日本画、工芸品、刀工、杜氏、等、等。
あるいは、日本の調理学校で「本物の寿司職人の技術」を学びたいと来日する外国人も、後を絶ちません。日本人がフランス料理の修業をしに渡仏するようなものでございますね。『天皇の料理番』では、日本人が差別される描写がございましたが、今ではそんな風潮もない様子。
リオのオリンピックでは、日本人選手が「まるでホームのような声援を得た」とよくインタビューに答えております。日系人が多い国ですが、日系人じゃない人まで、日本への応援に参加してくれているようでございます。それだけ、日本とブラジルの歴史的な繋がりが深いのでございましょう。