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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2012-11-21 【本物に触れた時、人は謙虚になるのです】

またまたテレビ番組の話題で申し訳ないのでございますが、本日、筋肉番付みたいな番組がありましたので、仕事の合間にチラチラ見ておりました。こういったガチ勝負の番組は、基本的に大好きでございます。そこで、ムムム〜〜と感じたことをひと言。

出演者にEXILEや韓流スターがいたせいでしょうか、ファンの女の子を大勢、スタジオ観覧させていたようでございました。その女の子達の歓声が、キャーキャーうるさい。明らかに、その黄色い悲鳴を一緒に収録するために呼んでいるとしか思えない。あ〜あ、ガチのアスリートの番組でそれをやるかなぁ? アメリカのコメディードラマに挿入されるわざとらしい笑い声と、なんら変わらないのでございます。

アスリートのガチ対決と黄色い歓声、この違和感に番組スタッフが気がつかないというのは、ひとえに、番組スタッフが「本物」に対してのリスペクトを持っていないため。特別な才能を持った人をリスペクトしていれば、あんなオチャラケた演出は出来ないはず。アスリートの鍛えられた体と真剣な眼差しだけでは、番組が地味になると考えたのでしょうかねぇ? “本物の重さ”が分からないから、安直な演出に走るのでございましょう。

なぜ本物が理解できないか? それは、本物に接してないからでございます。もっと言えば、ひとつの事をトコトンやり通したことがなく、何もかも中途半端に終わらせてきたから。苦しくなった後に本物が見えてくるのに、その前に自分でリセットしてしまうのでしょうねぇ。

何でも“ゆとり”で片付けてはいけませんが、このような「何でも中途半端にしてきた」人が、最近非常に多い。悪いことに、放送局のスタッフだけではなく、当然、視聴者の中にも多い。そこで、製作側と視聴者側が安直な演出で同調してしまう。簡単に視聴者が同調してしまうので、番組スポンサーも喜ぶ。ほ〜ら、悪貨は良貨を駆逐するの諺どおりの、見事な悪循環が出来上がっております。

と、まぁ、長くなるのでこの辺にしておきましょうか。なんか、ブツブツと文句を言いながらテレビを見るの、ワタクシの母親も同じだったなぁと思い出すのでございます。血は争えないのでございます。


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