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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2012-05-13 【白の意味】

本日は「母の日」だそうで、数日前から、コンビニでもカーネーションを販売しておりました。早速、一輪購入いたしまして、母親の仏前にお供えしたのでございます。コンビニに並んでいたカーネーションは、すべて「赤いカーネーション」。しかし、この時期にはもうひとつ、「白いカーネーション」も話題になるのですが、この赤と白にひと悶着あるから、ややこしい。

ワタクシが子供の頃は、母親が健在な場合は赤いカーネーションをプレゼント。母親がいない場合には白いカーネーションを仏前に供える。そんなルールがあったのでございます。これは、母の日の由来を調べると、その「白いカーネーション」の意味がはっきりするのでございますが、まぁ、それは省略。

で、当時、その赤と白の区別に、どこからかクレームが入った。「母親がいない子を区別するのは、かわいそうだ」とかそんな内容のクレーム。それを受けまして、「じゃぁ、もう、母親がいてもいなくても、みんな、赤でええやん」ということに落ち着いたように記憶しております。カルメン・マキのデビュー曲「時には母のない子のように」が、やはり似たような理由でバッシングを受けていたのも、この時期だったような気が。

さぁ、ここからが本題。この赤と白のカーネーションの経緯を、知っている人と知らない人が、世の中に混在しているのでございます。そのため、知らない人が何も考えずに、「綺麗」「めずらしい」なんて理由でうっかり白いのを贈ってしまうなんてぇ事件が、毎年のように起こるのでございますね。「白」の意味を業者が知らないなんてこともあり、数年前には通販の生花店が、間違って白いカーネーションを配送してしまうなんて事件もございました。

いっそ、赤と白が入り交じった“花束”にしてしまえばいいと思うのですが、そういうのは見たことがございません。「紅白」という色の組み合わせは、実に縁起が良いのですけどねぇ。また、生花店も、一輪売りよりも花束の方が儲かるでしょ。さあ、来年からの母の日は、紅白の花束のカーネーションを、広めませんか? う〜ん、広まらないかなぁ。


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