店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
まずは、リンク先の画像を見て下さいませ。本日、営業後に従業員の何人かと近くの焼き肉店へ行ったのでございますが、そこで見つけたちょっとしたオモチャ(「3Dカード」という名前らしい)でございます。ワタクシと同じ年代の方なら分かると思いますが、昔、デパートの食堂とか行きますと、テーブルの上におみくじの自販機が置いてございましたよね。お金を入れてレバーをカッチャンと引くと細く丸めたおみくじが出てくるヤツでございます。それの、3Dカード版といったところでございます。
そもそも、「3Dカード」なる言葉に違和感はございますが、ペーパークラフトのカード版と考えていただければよろしいかと。この3Dカードなるものが、意外と良く出来ているのでございます。大きさはクレジットカードとほぼ同じでございますが、厚みはクレカの倍ほどありまして、計ってみるとキッチリ0.5mm。そのカードにビッチリとパーツが組み込まれております。組み立て方の記載は無く(メーカーサイトには記載有り)、ちょっとしたパズル感覚で組み立てる楽しみもございます。
さて、ここからが本題。何が言いたいかと申しますと、このパーツ、意外とパラパラと簡単に外れる。外れるというか、カードとパーツが完全に切り離された状態でカードに収まっている。しかし、外すまではきちんとカードとしての体裁を保っている。この、ほとんど隙間の発生しない切断って、どうやっているのでしょうかねえ? レーザーか何かでしょうか。そういえばジクソーパズルなどでも、最近はピースとピースの隙間がピッタリくっついているものがございます。プラスチック製のものや立体ジクソーパズルなどは、糊で固めなくても形を保っております。この3Dカードの組み立ても同様に、ほどよいしっくり感で組み立て後は緩みもなく、かなり高い精度で作られていることが分かるのでございます。
ワタクシは、この技術は日本製だと信じたい。検索して見つけた発売元のサイトには「日本製」とも「中国製」とも書いてございませんが、「特許取得済」と有りますので、日本の技術なのでしょうか。こんな精密なものが、あの大ざっぱな中国製であるはずがないと信じたいのでございます。最近は何かと「中国製」が横行しておりますが、通販などの中国製廉価家具の精度はひどいもの。ねじ穴がずれていたり、座りが悪いなどはごく普通。基本的な設計が間違っているものも有ったりいたしますし、ネジの先が裏面に突き出ていたり、締めすぎで木が割れたりしている乱雑な組み立てもございます。
中国の底意地も見えてきましたし、ここらで「国産」や「日本の技術」に視点を向け直してもよろしいのではないでしょうか。と、まぁ、もしこの3Dカードが中国製だったら、ちょっとショックではございますけどね。先日、ノーベル平和賞のメダルをもらったら切り割ってジクソーパズルにしたいと申しましたが、この切断技術を使えば、かなり上質なジグソーパズルが作れそうでございます。