店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
以前よりワタクシ、コンパニオンは「職人」だと申しております。ニューハーフファンのコラムにも書いたのですが、この職人の仕事には「天才型」と「秀才型」があるのでございます。分かりやすく例えますと、天才型が長嶋茂雄で秀才型が王貞治といったところでしょうか(例えが古ッ!)。
天才型の人ってのは“感性の人”なのでございまして、物事の完成形が最初から頭の中に出来上がっております。その完成形というか理想を形にすべく、一直線に努力するわけでございます。「まず理想有りき」で行動しますので、その理想が当たれば大ヒットでございます。しかし、外れると箸にも棒にもかからないということにもなりかねない、実にギャンブルな人生を送りやすいタイプでございます。
一方の秀才型は、“紆余曲折の人”なのでございます。多くの試行錯誤の結果、自分にとっての理想型を見つけていくのでございます。「とりあえず試してみる」というスタンスで行動しますので、ときには失敗することもありますが、その失敗の理由はよく分かっておりますので、その失敗を次の成功に結びつけるのでございます。この小さな失敗と成功を繰り返しながら、自分の仕事を理想型に近づけて行くのでございます。小さな失敗を重ねている結果、打たれ強いタイプであるとも言えるのでございます。