店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです
お盆もなんとか終了いたしましたね。今年は渋滞も少なかったようで、帰省などされた方は少しは楽だったのではないでしょうか。さて、この時期には決まってテレビ番組が「戦争」一色に変わるわけでございまして、ワタクシもボチボチ、そんな番組を見ておりました。今回は日本人と韓国人の直接対決とかありまして、意外と面白かったのでございます。というわけでもないのですが、ワタクシもちょっと戦争にまつわるお話をするのでございます。堅苦しくならないようにいたしますので、どうかおつき合いのほどを。
ワタクシの母親は、11歳で終戦を迎えております。戦前の教育を受けているせいか、朝鮮人や韓国人に対する差別意識をしっかり持っておりました。あと、もともと差別意識の強い性格だったのか、ネイティブアメリカン(アメリカインディアン)や黒人などにも、なんとなく差別意識がございました。少年期(!)のワタクシは母親のこの差別意識だ大っ嫌いで、よく母親と大喧嘩したものでございます。あまりワタクシが腹を立てるので、いつしかワタクシの前ではそのような話をしなくなりましたが、多分、70歳で死ぬまで、母親のその感覚は変わっていなかったと思うのでございます。
そんな母親は、テレビで戦争のシーンを見る度に、「東条英機のバカ野郎! アイツが一番悪いんや」とこぼしておりました。そんな母親も、町内会の慰安旅行ではバスの中で「同期の桜」を歌ったりしておりました。そういえばワタクシが小さい頃、母親は歌を歌ってくれと言われれば、この曲を歌っていたような気がいたします。差別意識を持ち、東条英機が大っ嫌いで、でも「同期の桜」を歌ってしまう、そんな母親でございました。