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薫さんのひとりごと

店主、名古屋薫が、お店に関係あることや、お店に関係ないこととか、
いろいろ書いたりするかもです

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2009-03-20 おもちゃを捨てられて、母親を恨むこともございました

コンビニで買い物をして、ふとレジ横を見ると「おはぎ」が置いてございます。美味しそうなので、それもついでに買い物かごへ入れると、店員が「お彼岸ですからねぇ」のひと言。あ、そうそう、お彼岸なのでございますね。雑用に追われる日々を送っておりまして、季節感を失っておりました。

明日からの2号店再開に向けまして、急ピッチで準備などしております。2号店の店舗は、ここ1年間ほどは従業員の寮として使っておりました。たまにのぞいて郵便物などを回収しておりましたが、あらためてメンテナンスをいたしますと、驚くことがイッパイなのでございます。

共同で大勢が使っておりますと、所有者の分からない「忘れ物」がどんどん溜まっていきまして、いつの間にかお店の中が「忘れ物」だらけになっていたりいたします。シャンプーの空瓶やスリッパなんてのはまだ可愛らしい方。1年以上前の食べかけのパンや口の開いたスナック菓子、こびりついたキャラメルかキャンディーの跡、そういったものが、“実に不思議な場所から”現れたりいたします。きっと、小さなお子さんをお持ちの主婦は、こんな感じで子供部屋の掃除をしていらっしゃるのでしょうか?

本日は2号店再開のための準備でございますが、1号店の方も、時々、ワタクシ自らの手で「忘れ物」の大掃除を行います。出しっぱなしのもの、賞味期限の切れた飲食物、持ち主が忘れていなくても、忘れられているとしか解釈できない放置物は、容赦なくドンドン捨てます。従業員には申し訳ないと思うのでございますが、不要品や忘れ物を含め、お店の中に私物が増え過ぎますと、店舗内に「生活感」という空気が漂い始めるのでございます。

お店というのは、お客様にとって「非日常の空間」で有るべきだと思っております。と同時に、従業員が働きやすい環境にすべきだとも思っておりますが、あまり居心地が良すぎると、今度は「生活感」という「非日常」に相対する要素が出てまいります。そのバランスを取り直すためにも、時々、心を鬼にして、「忘れ物」の処分を行っております。

子供の頃、おもちゃを出しっぱなしにして母親に捨てられてしまったこととかございませんか。うちの従業員は、ワタクシのことを、おもちゃを捨てる母親のように見ているのでございましょうかねぇ。

おはぎ


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